タンスの処分は運べないので大変!簡単な処分方法7選|無料で捨てられる?

重量のあるタンスは、処分したいと思っても簡単に運ぶことができません。
解体して廃棄することも困難なため、処分の仕方に迷ってしまう人は意外と多いようです。
Aさん
Bさん
今回の記事では、これらの疑問にお答えしていきます。
- タンスの処分方法
- 各種処分にかかる費用相場
- タンスを無料で処分する方法
- 手続きが面倒な人向け、不用品回収業者に処分を依頼する流れ
それぞれの処分方法のメリット・デメリットも徹底的に解説。
中には費用がかかるどころか、利益が発生する方法もあります。
所有しているタンスの状態や生活環境を考慮して、もっとも適切な方法でお得にタンスを処分しましょう。
目次
処分する前にタンスの種類をチェックしよう
一言にタンスといっても、いくつもの種類があり適切な処分方法や注意点もそれぞれ異なります。
そのため、処分をする前にはタンスの種類を把握しておくことが必要となります。
以下にある詳細を確認して、処分を検討しているタンスがどの種類に当てはまるのかをチェックしてみましょう。
洋服タンス
縦長の形状となっており中にハンガーパイプが付いているため、洋服やスーツなどをハンガーにかけたまま保管することができます。
下段に引き出しが付いているタイプなど、構造的に高さのあるものが多いので、処分の際には解体して運び出す必要があるでしょう。
洋服タンスにはハンガーパイプなどの金属類の他、扉式のものには内側に鏡が付属するタイプもあります。
付属品を取り外す時に、手を切ったりしないよう十分に注意してください。
和タンス
古くから日本で使われてきた伝統的なタンスで、引き出しを何段も重ねた造りとなっており上段が観音開きの扉式や、引き戸式のものなどさまざまな種類があります。
また、大小さまざまなサイズの引き出しがあるものが多く、着物や洋服などの衣類以外にも、小物や貴重品などの収納にも使われています。
和タンスは重量があるため、処分の際は引き出しなどのパーツは取り外しておきましょう。
軽くする以外にも、運搬時に傾いてパーツが飛び出す危険の防止にもなります。
桐タンス
桐タンスも日本の伝統的なタンスで、形状も和タンスと似ており収納するものも、着物や洋服など衣類のほかに、小物や貴重品などを収納します。
和タンスとの大きな違いとしては、すべて「桐」でできており非常に軽く美しい木目が特徴で、職人により丁寧に造られる高価なタンスです。
また、桐は耐久性が強く、手を加えることで再生がしやすいことから中古でも値が付きやすい傾向にあります。
状態の加減にもよりますが、桐タンスの処分を検討する際には、まずは買取査定を受けてみてはいかがでしょうか。
整理タンス(チェスト)
整理タンスはチェストとも呼ばれ、タンス全面が引き出しになった形状をしているので、多くの物を収納できる便利なタンスです。
さまざまなタイプがあり、プラスチック製のものであれば軽くて運び出しやすいのですが、木製のものは重量があるため引き出しをすべて外すなどの解体が必要になります。
見た目はシンプルな造りですが、金具部品が内部に使われていることが多いので、解体の際にはドライバーなどの工具を準備しておきましょう。
タンスの処分方法は全部で7つ!あなたに合った方法で捨てよう
タンスを処分するには以下の7つの方法があります。
- 処分方法①自治体の戸別回収を利用する
- 処分方法②指定処理施設に直接持ち運ぶ
- 処分方法③リサイクルショップで売却する
- 処分方法④不用品回収業者に引き取ってもらう
- 処分方法⑤買い替え時に、家具屋に回収してもらう
- 処分方法⑥ニトリの家具引き取りサービスを利用する
- 処分方法⑦メルカリやヤフオクで売る
処分方法①自治体の戸別回収を利用する
自治体の個別回収を利用することで、タンスを処分することが可能です。
自治体によって費用は異なりますが、他の方法に比べるとコストは安い傾向があります。
ただし時間と手間がかかってしまう点がデメリット。自治体への申し込みから回収日の調整、粗大ごみの処理券をコンビニで購入し、指定の搬出場所へタンスを持ち込むという工程が発生します。
エコ助っ人スタッフ
処分方法②指定処理施設に直接持ち運ぶ
自治体によって指定される処理施設に、直接タンスを持ち込んで処分してもらう方法もあります。
①の処分方法と同様、自治体による処分のため費用を抑えることができる点に加え、回収を待つ必要がない点はメリットと言えます。
ただし自動車などタンスを運搬する手段がなければ、逆にコストがかさむ処分方法となりかねません。
また処理施設の持ち込みが平日のみというケースも珍しくありません。
ですので指定処理施設に持ち込みをするのであれば、希望の日時で問題なく回収してもらえるかを確認しておくことが大切です。
処分方法③リサイクルショップで売却する
タンスの状態が悪くなければ、リサイクルショップで売却する方法も可能です。
通常、家具や電化製品の処分には費用がかかるものですが、この方法で処分することができればむしろ利益が発生します。
ただし傷や汚れが目立っていたり、変色をしていたりすると買い取りに応じてもらえない可能性があります。落とせる汚れは事前に落としておくことをおすすめします。
エコ助っ人スタッフ
多少汚れがあっても諦めず、まずは売却できるか確認して、断られた場合に別の処分方法を検討してみるのもいいかもしれません。
処分方法④不用品回収業者に引き取ってもらう
タンスの引き取りを不用品回収業者にお願いする方法があります。
この方法を選ぶ最大のメリットは、細々とした手続きや準備が少なく済むということ。
ホームページや電話などで不用品回収業者に依頼するだけで、自宅まで引き取りにきてくれます。持ち運びなどの作業も行ってくれるため利用者の負担も少ないです。
ただし、自治体の回収サービスよりも費用がかかる場合が多いです。特にタンス単品で依頼する場合は割高となりやすいです。
心配な人は見積もりを出してから依頼を決められる業者を選びましょう。
少しでも費用を安く抑えたい人は、買い取りサービスを行っている業者がおすすめ。複数の不用品の回収を依頼すると一部を買い取ってくれるので、費用を抑えることができます。
処分方法⑤買い替え時に、家具屋に回収してもらう
タンスの買い替えに際して処分するのであれば、家具屋に古いタンスを回収してもらう方法がおすすめです。
新しいタンスを部屋に運び込むときに回収してもらえるので、肉体的な負担がない点がメリットです。
当然ですが新しいタンスを購入しなければ回収はしてもらえません。また家具屋によって回収の条件が異なります。
買い替え時に回収を依頼する場合は、家具屋のホームページなどを確認しておくのがいいでしょう。
処分方法⑥ニトリの家具引き取りサービスを利用する
上記の処分方法⑤に関連しますが、ニトリでは家具引き取りサービスを行っています。
配送1回につき4,400円(税込み)で引き取ってもらえます。
購入した家具の数と同数量もしくは同容量までしか引き取りに応じてもらえないものの、ニトリ意外で購入した家具でも引き取ってもらえます。
タンス以外に複数の家具をニトリで購入する人は、処分の費用が割安となりやすいのでおすすめです。
処分方法⑦メルカリやヤフオクで売る
タンスをフリマアプリのメルカリや、ヤフオクなどで売って処分する方法も有効です。
近年流行している「サスティナブル」というキーワードから、使えるものは捨てずに使う考え方が普及してきています。
その影響でフリマアプリを利用する人も増加。市場規模が増加しているため多少痛んだ状態のタンスでも買い手が見つかりやすくなっています。
出品する商品の価格を自分で決めることができるので、うまくいけばリサイクルショップで売るよりも大きな利益が期待できるでしょう。
価格設定が慣れないうちは、他の人の出品している類似商品から、タンスの値段を参考にするのがおすすめです。
タンスを処分する際の料金相場をご紹介
続いてタンスを処分する際の料金相場について解説します。
- 自治体に処分を依頼する場合の料金相場
- 不用品回収業者に処分を依頼する場合の料金相場
自治体や業者など利用するサービスによって必要な費用は異なります。
自分が依頼を検討しているサービスの料金が妥当なのかを判断する材料として、ぜひご覧ください。
自治体に処分を依頼する場合の料金相場
タンスの処分を自治体に依頼する場合、料金相場としては1,000~3.000円です。
主にタンスの幅と高さによって、処分にかかる費用が決定します。
幅と高さの合計が180~360cm | 約1,000~2,000円 |
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幅と高さの合計が360cm~ | 約3,000円 |
基本的に回収するものが大きいほど費用は高額となり、タンスは家具の中でも比較的大型なため費用がかさみやすいです。
ただし自治体によっては相場よりも安くタンスを回収していることもあるので、詳しく知りたい人は自分の所属する自治体のホームページなどから確認しましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する場合の料金相場
タンスの処分を不用品回収業者に依頼する場合、料金相場としては8.000~10.000円となります。
不用品回収業者の場合、回収するものの大きさではなく、出動したトラックの積載量や従業員の人数によって料金に違いが発生することがほとんど。
ですのでタンス1つだけ引き取ってもらう場合は割高となってしまうでしょう。
また住んでいる場所が集合住宅の高層階で、運び出しに人手がいるようなケースでは、相場よりも高額となる可能性が高いです。
料金設定をわざとあいまいにし、不用品を回収してから高額な請求をする悪質業者も少なからず存在します。
ですので不良品回収業者を利用する場合、相場との比較の他、料金設定が明瞭な業者かという点もチェックしましょう。
タンスを無料で処分する方法
自治体や不用品回収業者にタンスの処分を依頼すると、どうしても発生してしまう費用。
では別の方法でなら、タンスを無料で処分する方法はあるのでしょうか。
そのような疑問にお答えすべく、次はタンスを無料で処分する方法を解説します。
- 引っ越し業者の無料引き取りを利用する
- ジモティーに無料で出品する
- 友人や家族に譲る
引っ越し業者の無料引き取りを利用する
1つ目の方法は、引っ越し業者の無料引き取りを利用するというものです。
引っ越し先で新しい家具を揃えようと考えている人は、こちらのサービスを利用することで、タンス以外にも不要な家具を処分することができます。
たとえば下記のような会社が、家具の無料引き取りを実施しています。
- サカイ引越センター
- アップル引越センター
- 日本通運
会社によってサービスの具体的な内容はさまざま。
引き取りだけでなく買い取りを行っている会社もあるので、引っ越し後の生活費を増やしたい人は、依頼をする前に確認しておくのがいいでしょう。
ジモティーに無料で出品する
近所の人に不要な家具などを譲るサービス「ジモティ」を利用することでも、無料でタンスを処分することが可能です。
フリマアプリと違って無料での提供となるので、タンスに大きな劣化がなければ貰い手が見つかりやすいこともおすすめのポイント。
部屋からの運び出しもしてくれる貰い手であれば、自動車を持っていない人でもタンスを処分しやすいでしょう。
ただし余計なトラブルが起きないよう、出品するタンスに傷や汚れなどがある場合は、隠すことなく相手に伝えることが大切です。
友人や家族に譲る
周りの友人や家族など、親しい人に声をかけてタンスを求めている人を探して譲るのもおすすめな方法です。
もちろん処分費用がかかることはありませんし、譲り受けた側にとってもタンスの購入費用をかけずに済むので、お互いにとって助かる方法といえます。
運搬などに手間がかかってしまうことや、周りの人の状況やタイミングに限られる点はありますが、近しい間柄でやり取りができるので無料で処分する方法としては最も手軽と言えるでしょう。
不用品回収業者にタンスを引き取ってもらうまでの流れ
費用の面で他の処分方法に劣る不用品回収業者。ですが時間や手間などのコストという面では、もっとも負担の少ない処分方法の1つでもあります。
できるだけ早くタンスを処分したい人や煩雑な手続き・やりとりをしたくない人にとって、不用品回収業者はおすすめと言えるでしょう。
そこで、不用品回収業者にタンスを引き取ってもらう場合の流れについて、解説します。
タンスを不用品回収業者に処分してもらうメリット・デメリット
タンスの処分には相当な手間がかかるため、不用品回収業者へ依頼することで多くのメリットを得ることができます。
しかし、同時にデメリットが存在するのも事実です。
メリットとデメリットの両面をしっかりと把握したうえで、不用品回収業者への依頼を検討しましょう。
メリット①タンス以外に処分したい不用品もまとめて回収してもらえる
不用品回収業者であれば、タンスと一緒に別の不用品もまとめて回収してもらうことが可能です。
業者によって回収可能な範囲に多少の差はありますが、自治体のように分別をする必要もなく、一度の依頼で不用品をすべて片付けることができます。
タンスのような収納家具を処分する際には、洋服や小物など連鎖して片づけたいものが出てきやすいものです。
状況としては、不用品回収業者への依頼が最適といえるでしょう。
メリット②搬出の手間がかからない
タンスのタイプはさまざまですが、基本的に一人で運ぶには困難なものが多く、搬出にはかなりの手間がかかります。
そのうえ、タンスのサイズや形状によっては解体をする手間も加わります。
不用品回収業者は自宅まで回収に来てくれるだけでなく、自宅の中からの搬出もすべて行ってくれるため、一切の手間をかけずにタンスの処分ができます。
依頼さえすれば、すべてをお任せできるところも不用品回収業者に依頼する大きなメリットです。
メリット③処分の日時を指定できる
不用品回収業者は回収の日時の指定ができるため、都合に合わせてタンスの処分ができます。
また、状況によっては即日回収に対応している業者もあります。
自治体ですと日時が決められているため、都合の良いタイミングで処分することはできません。
運搬することなども考えると、それなりに時間の調整が必要となります。
時期によって多少の差はありますが、基本的に利用者の都合に合わせて回収に来てくれるので、お忙しい方にも安心です。
メリット④状態が良い・ブランド物のタンスだと買取してもらえるケースも
すべての不用品回収業者ではありませんが、不用品の買い取りに対応している業者もあります。
処分を検討しているタンスが状態の良いものや、値の付きやすいブランド物であれば、買い取りを行っている業者で一度査定を受けてみるのが得策といえます。
手間のかかるタンスの処分が簡単に済むだけでなく、場合によっては予想以上の値が付く可能性も十分にあります。
デメリット①自治体の粗大ゴミ処分よりも料金がかかる場合がある
不用品回収業者に依頼をした際の料金は、自治体での粗大ゴミ処分よりも割高になる傾向があります。
業者によっても料金はさまざまですが、数千円からの金額が必要になるでしょう。
しかし、タンスのサイズや量によっては、自治体でもそれなりの料金がかかります。
手間を一切かけることなく都合に合わせてタンスの処分ができることを考えれば、納得がいくことも確かです。
デメリット②業者選定の手間がかかる
数多くの不用品回収業者が全国に存在するため、業者選定に手間がかかってしまうこともデメリットの一つです。
サービス内容や料金もさまざまなので、はじめて不用品回収業者を利用する方であれば尚更とは思いますが、慎重に業者選定をすることはとても重要です。
手間はかかったとしても、料金設定を明確に提示していることや賠償保証が用意されているなど、信頼性の高い内容であるかをしっかりと確認しましょう。
【まとめ】自治体と不用品回収業者どちらにタンスの処分を依頼すべき?
最後に自治体と不用品回収業者、どちらにタンスの処分を依頼すべきか解説します。
結論から言うと安く抑えるなら自治体、早く済ませるなら不用品回収業者がおすすめです。
自治体に依頼した場合は回収までの工程が多い一方、費用が安く済みます。
不用品回収業者に依頼した場合は、費用がかさみやすいですが、回収までにやることが少ないです。
多少面倒でもなるべく安くタンスを処分したい人は自治体、タンスを急いで処分したい人や面倒な手続きを省略したい人は不用品回収業者。
どちらに依頼しても一長一短があります。今回の記事の内容から、自分にあった方法でタンスを処分しましょう。