剥製の処分は普通ごみ？処分に困る剥製の捨て方や注意点を解説

最終更新日：2024/04/02

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動物がいるような錯覚を感じてしまう剥製を、観賞用として自宅に置かれている方もおられるのではないでしょうか。

剥製は本物の動物から作られているので、処分の仕方が難しく感じて、なかなか処分できない方は多くいます。今回は、剥製の処分について詳しく解説していきますので、処分に悩んでいる方は参考にしてみてください。

剥製を処分する前に確認したいこと

剥製されている動物の種類によっては、手続きを正しく行わなければ法律違反になってしまう場合がありますので、剥製を処分する前にしっかりと確認しておく必要があります。剥製によっては、高値で売買されることもあるくらい一部の人から需要が高いものです。

動物によっては、剥製にすることに規制がかかる前のものがあり、知らずに取引してしまうと違法になる場合もあります。

剥製の種類について

剥製には、2つの種類があります。処分する前に持っている剥製がどちらなのか、把握しておきましょう。

1つ目は「仮剥製」で、主に研究のために使われる剥製となっています。研究のためなので、収納されることも考えられているので小さくまとめた形に作られているのです。

2つ目は「本剥製」で、生きているかのように再現されているものです。どちらも本物の動物が使われています。

下記では剥製にされている動物の一部を種類を紹介します。

剥製の価値について

剥製の価値ですが、昔から権力だったり、財力だったりの象徴としてのインテリアの価値があり、高い価値のものでした。今では、学術的な面でも価値のあるものとされています。

芸術品としての需要もあり、コレクションや観賞用といった目的で集めている人は一定数存在します。珍しい剥製だと、高額で売買されていることもあるので、剥製は価値があるでしょう。

処分を検討している方は、一度どれほどの価値のあるものか確認してみてはいかがでしょうか。

剥製を処分する方法10選

剥製を処分するにも方法がわからずに、行動に移せない方も多いでしょう。剥製の処分は、意外にも簡単に行うことができます。

下記では、剥製をごみとして処分する方法10選を紹介していきますので、自身の生活スタイルや目的に合った処分の方法を選択してください。

自治体の一般ごみとして処分する

剥製の処分は自治体によりますが、一般ごみとして処分することができます。前橋市では、金属が使われていれば不燃ごみとして扱われますが、一般ごみとして出して収集を行ってもらうことが可能です。

大阪市でも最大1m以下の剥製は、一般ごみとして扱いになります。意外にも剥製を一般ごみとして処分できる自治体もあるので、お住まいの自治体に確認してみてください。

自治体の粗大ごみとして処分する

剥製は、自治体の粗大ごみとして処分することが可能です。しかし、すべての自治体で対応しているわけではありません。

それぞれの自治体によって粗大ごみのサイズ基準も異なりますので、一度確認が必要です。大阪市では、最大1m以上の剥製を粗大ごみとなり、沖縄市では、市が指定しているごみ袋の大きいサイズに入らなければ粗大ごみとなります。

自治体によっては、剥製を粗大ごみとして収集場所で回収してもらうことができずに、直接クリーンセンター等への搬入が必要な場所もあります。近所の人に迷惑にならないように、剥製を捨てる前に一度住んでいる自治体に確認しておきましょう。します。

フリマアプリで売却する

剥製をお持ちの方は、フリマアプリも利用してみてください。利用している人が大勢いるので、売却できる確率が高いです。

アプリ登録し、剥製の写真を撮影し、出品し発送することで売却することができます。送料とのバランスを考えると、利益は多くなるとは言えません。

処分する際にお金がかかるよりも、少しでもお小遣いになるのは嬉しいポイントです。また、取引相手に状態を伝えておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

オークションに出品する

オークションに出品することで、剥製を処分することできます。オークションのサイトやアプリを利用することで、手軽に売却することができるのです。

剥製はインテリアや学術的にも価値があるので、一定数の需要があり、コレクターやマニアには、高値で売れる可能性もあります。

剥製を買った当時には問題はなくとも、現在では規制の対象になっていて法律違反になってしまう可能性もありますので、事前に確認するようにしておきましょう。

リサイクルショップで買取してもらう

リサイクルショップで買取してもらうことで、剥製を処分することができます。リサイクルショップだと持ち込みさえ行えば、査定をしてもらい買い取ってもらえる場合があります。

買い取ってもらえると、処分する際の費用がかからないうえに、少額ではありますがお金になるので、嬉しいポイントです。しかし、悩ましいポイントとしては、自分で持ち込まなくてはいけないので、運搬するために車などへの積み込みや荷降ろしに少し手間がかかってしまいます。

骨董品店に買取してもらう

剥製は、骨董品店に買取してもらうことが可能です。骨董品店に剥製を持ち込むことで、買い取ってもらえる場合があります。

骨董品店では、剝製の価値を理解している人に査定を行ってもらえる可能性が高いので、高値での買い取りも期待できます。虎・白熊・ヒョウなどは、高値で買い取ってもらえる骨董品店が存在しますので、近くの骨董品店に持ち込み行う際は、事前の確認がおすすめです。

欲しい人に譲る

欲しい人に譲ることで、剥製を処分することが可能です。剥製が欲しい人は一定数存在します。

知人や友人に剥製を欲しい人がいれば、譲るのがおすすめです。珍しい種類の剥製なら高値での売却も可能ですが、処分したいだけであれば手続き等の手間もかからないので譲っても良いでしょう。

欲しい相手に譲ると、喜んでもらえるので、譲った側も嬉しい気持ちになれます。周りに剥製を欲しい人がいない場合は、「ジモティー」というサイトの活用も検討してみてください。

博物館などに寄付する

剥製を手放したい場合は、博物館などに寄付するというのも1つの手です。寄付を検討している場合は、事前に博物館に連絡して寄付が必要かどうか相談されることをおすすめします。

剥製の状態や、寄付する先の状況により断られ場合がありますので、断られた場合は寄付をせずに自分にあった方法を選ぶようにしましょう。寄付された場合は、寄付先の博物館などのホームページなどに掲載される場合があります。

剥製のお焚き上げ供養を依頼する

剥製のお焚き上げ供養を依頼することで、処分することが可能です。剥製は、動物に人間が手を施して作成されたものなので、もともとは生きていた動物なので捨てるとなると少し悪い気がしてしまいます。

剥製は、人形と同様にお寺などに依頼してお焚き上げ供養をしてもらうことが可能です。供養してもらいたいお寺には、事前に連絡をすることで確実に供養してもらうことができます。

不用品回収業者に処分を依頼する

不用品回収業者に処分を依頼することで、剥製を処分してもらうことが可能です。剥製を自分で処分するとなると、持ち込んだり運搬したりするとなると大変で、周りの目も気になります。

不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで回収しに来てもらえるので気にせずに処分することができます。手順も連絡をして日時と時間を決めるだけなので、依頼も簡単です。

費用はかかりますが、搬入や手続きなどの手間が省けます。

不用品回収業者を利用する際に注意すべきこと

非常に簡単に剥製を適切に処分してもらえる、不用品回収業者ですが注意すべき点もあります。依頼する前に注意すべき点をあらかじめ確認しておきましょう。

まず、「無料回収」を謳っている業者に注意してください。各自治体でも注意喚起の対象となっている違法業者である可能性が非常に高いといえます。

つぎに、必ず業者が必要な営業許可を取得しているかどうかもチェックしてください。「一般廃棄物収集運搬業許可」「古物商許可」など、取り扱う事業形態によって必要な許可が変わります。

営業許可の取得状態は業者のWEBサイトなどで調べられますので、必ず確認しておきましょう。

剥製を処分するときに注意すべきこと

剥製を処分するときに注意すべきことについて解説していきます。間違った処分をしてしまうと法律違反になる場合があり、一昔前と現在では、規則が異なっている可能性大いにあります。

知らなかったでは許されないので、しっかりと知識をつけておくことが重要です。剥製を処分する前は必ず確認をしておきましょう。

無償で剥製を譲渡することは違法になるケースもある

無償で剥製を譲渡することは、違法になるケースもあるので注意が必要です。一昔前は問題がなかった種類の剥製でも、現在では規制の対象になっている場合があります。

ワシントン条約で保護されている種類や、国内希少野生動植物の種類だと無償で譲渡することも禁止となっています。違反してしまうと5年以下の懲役または500万円以下の罰金が発生してしまうので、剥製の種類には十分に注意が必要です。

登録がないと売買できない剥製

登録がないと売買できない剥製があるので、確認するようにしておきましょう。希少野生動植物種に指定されている種は、許可や届出、登録をしておかなければ売買することができません。

国内種と国際種に分類されており、国内種ではトキ・イリオモテヤマネコ・隼など、国際種ではアフリカゾウ・アジアゾウなどが該当しています。希少野生動植物種なのかどうかはわからない際は、事前に問い合わせておくことで安心して売買を行うことができるでしょう。

剥製を売却する際のポイント

剥製を売却する際のポイントをいくつか紹介します。ポイントを理解しておけば、売却する際に少しでも高値で売ることができ、買い手も見つかりやすいです。

知っているのと知らないのとでは、売買の際の金額が大きく変わってきます。処分を考えている方もポイントを抑えれば、売却することができる可能性があります。

買取対象となる剥製の状態

まずは、買取対象となる剥製の保存状態がいいものかどうか見ておきましょう。毛の抜けている個所があったり、色が一部違うものは価値が大きく下がってしまいます。

剥製は美術品としての価値もありますので、破損しているものは買取ができない場合が多いです。剥製はカビや虫が発生しやすいので、念入りに確認しておきましょう。

剥製は見た目がきれいに保たれているかでも売却できるか影響するので、注意する必要があります。

高価買取が期待できる剥製とは？

高価買取が期待できる剥製は、どのようなものなのかというと、希少性が高い生物の剥製は高価になる傾向があります。希少性が高い生物は、登録を行っていなければなりません。

希少価値の高い剥製には、ワニ・カメ・オオカミなどが当てはまります。サイズの大きい剥製も、高値で売却できる確率が高いので、処分する前に査定しておくことをおすすめします。

売却前の適切な剥製の保管方法

売却するには、剥製の状態をきれいに保つことが重要です。剥製の適切な保管方法を紹介します。

剥製は性質上湿気がなく、風通しのいい乾燥した環境が理想とされています。家の中だと油や煙の影響を受けてしまうので、キッチンからなるべく離れているところがおすすめです。

また、直射日光があたる場所も剥製にとっては良くないので、日当たりの状況も確認しておきましょう。アクリルケースやガラスケースなどを利用してホコリを防ぐこともポイントの1つです。

剥製の処分にかかる費用相場はいくらぐらい？

剥製の処分にかかる費用相場は、いくらぐらいなのでしょうか。処分の仕方によって費用が変わってくるので、自分に合った方法と金額を把握しておくことで安心して剥製を処分することができます。

処分する費用の相場を知っておくことで、余分に費用をかけないことが可能です。下記は、方法と費用の相場を簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。

剥製の処分にお困りの方はぜひ「ECO助っ人」にご相談ください

剥製の処分を検討している方は、ECO助っ人にご相談ください。ECO助っ人は不用品回収業者の1つで、剥製のみならず、不用品の回収から運搬、処分まで対応が可能です。

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【まとめ】剥製は正しく自分の都合に合わせて処分する

本記事では、剥製の処分について解説しました。剥製を処分するのは難しいと思われがちですが、処分方法もいくつかあり、ポイントさえ守れば簡単に処分することができます。

剥製は高額で売買できる可能性がありますので、処分する前に確認してみてください。剥製は、正しく自分の都合に合わせて処分することをおすすめします。

一番簡単に手間なく剥製を処分したいときには、不用品回収業者をご利用ください。ECO助っ人にご依頼いただければ、適切に処分いたします。