パーテーションの処分方法7選!サイズや種類ごとに適切な捨て方を提案
2020年から猛威を奮った新型コロナウイルスの感染対策として、パーテーションは大活躍しました。しかし、現在はほとんどコロナ禍前の生活に戻っており、使わなくなったパーテーションが倉庫に眠っている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではパーテーションの適切な処分方法を解説するので、処分を検討している人は参考にしてみてください。
目次
【処分前にチェック】パーテーションの種類
パーテーションと一口にいっても、種類はさまざまです。大きさや材質などが異なるので、同じパーテーションでも種類が違えば処分方法が変わってくる可能性もあります。
本章では、パーテーションを以下の4種類に分類し、それぞれの特徴について解説します。
- 卓上設置型のパーテーション
- 突っ張り設置型のパーテーション
- 吊り下げ設置型のパーテーション
- 床置きタイプのパーテーション
卓上設置型のパーテーション
卓上型のパーテーションは、文字通り机やテーブルの上に置くタイプのパーテーションです。新型コロナウイルスが流行していた時期は、飲食店をはじめさまざまな店舗で見かけたのではないでしょうか。
元々は、卓上に敷居を作るために設置するものでしたが、新型コロナウイルス流行時には主に飛沫拡散防止に使われていました。卓上型のパーテーションは、家庭で一時期使っていたというところも多いのではないでしょうか。
突っ張り設置タイプのパーテーション
突っ張り設置型のパーテーションは、突っ張り棒を天井まで伸ばすことによって固定し、簡易的な壁として利用可能なパーテーションです。部屋を完全に分けるつもりはないが、一時的に他とは隔てたスペースを作りたいときなどに非常に便利で、オフィスだけではなく家庭用のものも多く販売されています。
簡易的に壁面を作るのが目的なので、卓上型のパーテーションと比べるとかなり大きいです。
吊り下げ設置型のパーテーション
吊り下げ設置型のパーテーションは、突っ張り棒型とは真逆で、天井からボードを吊るすことによって簡易的に前と隔てたスペースを作ります。銀行の窓口など、座った状態で対面の接客が必要な状況において、コロナ禍では吊り下げ設置型のパーテーションが多く用いられました。
天井に吊り下げ用のフックを設置すれば、パーテーションの設置や撤去が非常に簡単なのが、吊り下げ設置型の大きなメリットです。
床置きタイプのパーテーション
床置きタイプは、タイヤがついていて移動可能な壁を必要な場所に設置することで、簡易的に個室を設ける際に用いられます。タイヤがついているので、大きなものでも移動させやすく、自由に半個室を作れるのが大きなメリットです。
全体的に突っ張りタイプ同様大型のものが多いので、家庭よりもオフィスで利用することが多くなっています。
パーテーションの処分方法7選
パーテーションの種類について紹介しましたが、材質についてもある程度把握しておいたほうが良いでしょう。パーテーションの材質は、不燃性のものでなければならないと消防法で定められています。
したがって、パーテーションを燃やせるゴミとして出すことは不可能です。パーテーションは不燃ゴミまたは粗大ゴミ、そして不用品として処分することになります。
パーテーションの処分方法を、本記事では大きく7つに分類し、それぞれ特徴を解説します。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 自治体の一般ゴミとして処分する
- 地元で欲しい人に譲る
- ネットオークションに出品する
- フリマアプリに出品する
- リサイクルショップに持ち込む
- 不用品回収業者に処分を依頼する
方法①自治体の粗大ゴミとして処分する
家庭で利用したパーテーションの処分方法としてもっとも一般的なのは、自治体の粗大ゴミとして処分することです。粗大ゴミの処分方法は各自治体のホームページを参照にするのが一番ですが、下記では一例として大阪市の粗大ゴミ処分方法を紹介します。
大阪市で粗大ゴミを処分できるのは、戸別回収のみです。戸別回収してもらうには事前予約が必要で、事前予約は電話またはインターネットから申込めます。
なお、大阪市ではインターネットで申込むと、キャッシュレスで回収費用を支払えます。電話予約の場合は事前に「粗大ゴミ処理手数料券」を購入して、回収してもらう粗大ゴミに貼り付けてください(キャッシュレス決済の場合は、受付番号の書いた紙を貼り付け)。
当日は8時30分までに、玄関前に出しておくと順次回収してもらえます。
方法②自治体の一般ゴミとして処分する
大阪市のゴミ収集の取り決めでは、一辺30センチ以上のものを粗大ゴミとして扱っています。つまり、一辺30センチ未満の大きさであれば粗大ゴミとしてではなく、一般の不燃ゴミとして処分可能です。
しかし、そのままの状態だと卓上型パーテーションであっても、一辺30センチ未満にはならないでしょう。一般ゴミとして処分したければ、一辺30センチ以内に分解または粉砕する必要があります。
方法③地元で欲しい人に譲る
大阪市では、不用品のリユースを推奨しています。地元でパーテーションを求めている人を見つけて譲ることができれば、不用品を処分できるうえに求めている人はパーテーションを買わずに済むので一石二鳥です。
自分が住んでいる近くに住んでいる人で、パーテーションを求めている人を探すには「ジモティー」を活用するのが一番です。大阪市でもジモティーの活用を推奨しており、大阪市のホームページからジモティーのサイトにアクセスできます。
方法④ネットオークションに出品する
備品または、事情によりまったく使用していないものであれば、ネットオークションに出品して処分することも検討しましょう。少々手間はかかるものの、不要なパーテーションを処分してお金が手に入るのは大変、魅力的です。
「ヤフオク」で検索してみると、多くのパーテーションが出品されていたので、需要はあると見てよいでしょう。ただしオークションなので、思ったほど値段がつかないこともある点には注意が必要です。
方法⑤フリマアプリに出品する
ネットオークションとよく似た手段ですが、フリマアプリに出品してもお金をもらいつつ、不要なパーテーションを処分できます。フリマアプリの場合,値段は自分で設定するので、必ず希望通りの金額で売却できるのがオークションとは大きく異なる点です。
ただし金額設定は、出品されている他のパーテーションと同じくらいにしておきましょう。他と比べてあまりにも高すぎると、いつまで経っても買い手が現れません。
方法⑥リサイクルショップに持ち込む
不要なパーテーションを処分しつつお金を手にする方法として、リサイクルショップへの持ち込みがあります。リサイクルショップへの持ち込みは、オークションやフリマアプリのように出品や発送の手間が不要です。
さらに業者によっては、出張買取に対応しているところもあり、出張買取を利用すれば持ち込む必要すらありません。リサイクルショップはお手軽に売却できるのは大きなメリットですが、リサイクルショップ側は売ることで利益を得なければならないので、買取価格はオークションやフリマアプリでの売値よりも下がります。
また、卓上型のパーテーションはコロナ禍後需要が大きく低下したので、買い取ってもらえない可能性もあります。
方法⑦不用品回収業者に処分を依頼する
とにかく手早くパーテーションを処分したいのであれば、不用品回収業者の利用をお勧めします。不用品回収業者は連絡すれば、最短で当日のうちに訪問してくれます。
自治体を利用しての処分のように玄関前に出したり,袋に入れたりする必要もありません。また、不要なパーテーションが多量に発生してもまとめて回収してくれます。
ただし、お手軽に回収してもらえる分、回収費用はほかの処分方法と比べて割高になります。
エコ助っ人スタッフ
パーテーションを処分するときに注意すべきポイント
パーテーションは通常粗大ゴミで廃棄しなければならなかったり、家庭用としてよりもオフィスなど会社で使うことが多かったりするので、処分する際に注意しなければならないポイントがいくつかあります。パーテーションを処分する際に注意すべきポイントは以下の2点です。
- 事業所で使っていたパーテーションは処分方法に注意
- 自分で処分する場合は運搬やケガに注意
とくに事業用のゴミについては、処分方法を間違えると大きなトラブルの元になるので、しっかりと注意点を理解しておいてください。
事業所で使っていたパーテーションは処分方法に注意
家庭で使っていたパーテーションの処分方法は、上記で紹介した手段をすべて使えますが、会社やオフィスなどで使っていた事業用のパーテーションは家庭ゴミではなく「産業廃棄物」の扱いになります。産業廃棄物は家庭ゴミと同じ方法では回収してくれません。
産業廃棄物は、家庭用ゴミと比べると処分方法の取り決めがかなり厳しくなっています。産業廃棄物の処分方法については、各自治体の説明を必ず確認しておくようにしましょう。
自分で処分する場合は運搬やケガに注意
家庭用ゴミの場合、不用品回収業者に依頼する以外だと玄関前にパーテーションを出さなければなりません。突っ張り棒設置型のパーテーションも、床置きタイプのパーテーションもかなり大きいです。
搬出の際は倒れたりしないように十分注意しながら行いましょう。いきなり搬出すると、エレベーターに乗らなかったり、方向転換ができないといったトラブルが発生したりします。
先にうまく搬出できるかシミュレーションし、1人ではなく2人以上で協力しながら搬出することをおすすめします。また、一般ゴミとして出すために粉砕や分解を検討することもあるでしょう。
分解や粉砕はケガしないように、長袖かつ厚手の服装で実行しましょう。
パーテーションの処分に必要な料金相場
パーテーションは処分方法によって、費用が大きく異なります。費用を比較して、最終的な処分方法を決めてもよいでしょう。
回収費用が発生する処分方法の大まかな料金相場は以下の通りです。回収費用が一番安いのは、一般ゴミとして自治体で処分できたときで、回収費用は一切発生しません。
ただし一般ゴミとして回収してもらうためにはパーテーションを分解または粉砕する必要があるでしょう。各市町村によって差があるものの、自治体の一般ゴミとして回収できれば費用はおよそ1,000円以内に収まります。
処分費用を比べると不用品回収業者のほうが、かなり高額になることがわかります。
自治体の一般ゴミとして処分する | 無料 |
---|---|
自治体の粗大ゴミとして処分する | 500円 |
不用品回収業者を利用する | 3,000円程度 |
エコ助っ人スタッフ
パーテーションを処分するにあたり業者の利用を推奨するケース
パーテーションの各処分に対しての料金相場は上の表の通りで、不用品回収業者に依頼するとかなり高額になってしまうので、業者に依頼するケースはほとんどないように思えます。しかし、手間・費用面を考慮すれば状況によって、業者に任せたほうが良いケースもあります。
パーテーションの処分で業者への依頼を検討したほうが良いケースは以下の4つです。
- 事業所や会社などに設置していたパーテーションを処分する
- 大量のパーテーションを処分する
- 設置型の大きめのパーテーションを処分する
- パーテーション以外にも処分したいものがある
事業所や会社などに設置していたパーテーションを処分する
事業所や会社で設置していたパーテーションは、前述の通り「産業廃棄物」扱いになります。産業廃棄物は、家庭ゴミとは異なる手段で処分しなければならず、簡単に処分できません。
しかし、不用品回収業者であれば、事業所や会社から出る産業廃棄物も、家庭から出る不用品や粗大ゴミと同じように即時回収してくれます。時間をかけずに事業所や会社で使っていたパーテーションを処分するならば、業者を利用するのがもっとも適切です。
大量のパーテーションを処分する
事業所や会社で出たパーテーションの処分を業者で依頼したほうが良い理由として、処分方法が家庭用と異なる以外に、処分するパーテーションが大量に出ることが多いという点が挙げられます。事業所でパーテーションを処分する際、数枚だけ処分することはあまりなく、場合によっては数十枚単位で処分するケースもあるでしょう。
大量のパーテーションを一度に処分したいのであれば、不用品回収業者以外の選択肢はほぼありません。
設置型の大きめのパーテーションを処分する
床置きタイプのパーテーションの中には、完全に独立した個室を作ることが目的の「設置型タイプ」のものもあります。設置型のパーテーションは人の力で運搬できるものではなく、通常の処分方法で処分することはほぼ不可能でしょう。
設置型のパーテーションを処分する際も、不用品回収業者に処分を依頼することになります。
パーテーション以外にも処分したいものがある
最後は、家庭で使っていたパーテーションを処分する際にも当てはまる事例です。引越しの際に断捨離をしたときなど、パーテーション以外にも処分したい不用品が多くあると、処分する際の分別が非常に面倒に感じるのではないでしょうか。
パーテーションを含めた多くの不用品が出たときに不用品回収業者に処分を依頼することで、分別する必要がなくなります。また、トラックに積められるだけ積めるパック料金ならばトータルの回収費用を抑えられるのも大きなメリットです。
パーテーションの処分なら「ECO助っ人」にご相談ください
パーテーションの処分を自治体ではなく、不用品回収業者へ依頼しようと考えているのであれば、ぜひとも「ECO助っ人」の利用を検討してみてはどうでしょうか。ECO助っ人は常に他社の回収費用を調査しており、地域最安値での不用品回収を実施しています。
「ECO助っ人」の特徴
当社は全国に支店を展開、どこにお住まいの方でも業界最上級のサービスを提供しております。多くの皆様にご利用いただいており、年間20,000件以上の案件を請け負っています。
実績を積み重ねることで、どのような事例でも対応可能です。また、当社は24時間365日常にオペレーターが電話対応しています。
早朝・深夜に関わらずいつでも遠慮なくご連絡ください。
おすすめポイント | 年間20,000件以上の実績 |
---|---|
料金 | 即日対応可能 |
営業時間 | 24時間365日対応 |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120-129-020 |
公式サイト | https://eco-suketto.jp/ |
コロナ対策用のパーテーションの処分方法は?
冒頭にも紹介した通り、新型コロナウイルス流行時は飛沫防止用として、パーテーションがさまざまな場所で利用されていました。しかし、現在はコロナ禍も収束して日常と変わらない生活方式となったため、役目を終えたパーテーションが数多くあります。
環境省のホームページを見ると、コロナ対策用のパーテーションの処分方法について、次のように説明していました。
- リユース品として有効活用する
- 有効活用できない場合、再資源化を実施することができるものは再資源化を実施する
- 再資源化できない場合、熱回収を行うことができるものについては効率性の高い熱回収を行う
- 上記が実施できない場合には、適正に処分を行う
まとめると、通常のパーテーションと同様に再利用や資源化を推奨しており、飛沫したウイルスが付着しているからといって特別な手段で処分する必要はないことがわかります。
【まとめ】パーテーションは適切に処分しよう
パーテーションは簡易的に周りと隔てた空間を設けるられたり、飛沫を防げたりするので、コロナ禍においてはさまざまな店舗・企業・オフィスで活用されました。しかし、現在は通常の生活に戻っており、不要となったパーテーションの処分を検討している事業や家庭も多いのではないでしょうか。
パーテーションは不燃ゴミまたは粗大ゴミに該当し、事業所や会社で使っていたパーテーションは産業廃棄物扱いになります。処分方法についてよく確認し、適切な方法で処分するようにしましょう。