大理石の適切な処分方法とは？大理石の種類や処分の際の注意点も解説！

最終更新日：2024/07/10

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大理石は、インテリアや小物などに使われる石材です。高級感があり、熱にも強いためキッチンの建材やタイルの素材としても大変人気があります。

欠けてしまった大理石のパーツや大理石でできたインテリア小物を処分する場合、どのような方法が適しているのでしょうか？本記事では、大理石の具体的な処分方法をご紹介します。

大理石には種類がある

大理石には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれ「天然大理石」「人工大理石」「人造大理石」と呼ばれ、特徴が大きく異なります。

大理石の種類によって処分方法も異なりますので、特徴を理解して見分けられるようにしておきましょう。

大理石の種類

自然界に存在する「天然大理石」は多くが石灰岩からできており、模様が美しいものを加工して石材として利用します。色や柄が美しいものは大変高価になるため、最近では「人工大理石」や「人造大理石」など合成樹脂を使った代替品も増えています。

「人工大理石」は、細かく砕いて粉末状にした天然大理石と樹脂・セメントをミックスして作られたものです。「人造大理石」は、合成樹脂のみを使って天然の大理石に似た素材に成形したものを指します。

大理石を使う場合のメリットとデメリットは？

大理石を使う最大のメリットは、高級感です。床材やキッチンの天板などに使用することで、光沢感があり美しいインテリアになります。また、マーブル模様なので汚れが目立ちにくく、もし汚れてしまっても拭き取りが簡単なので実用的な面でもメリットがあります。

一方で天然の大理石は非常に高価でありながら割れやすい石なので、大理石の上に硬いものを落とすと欠けてしまうことはデメリットの一つです。

大理石はほとんどの自治体で処分はできない

大理石が使われている家具や小物は、ほとんどの場合自治体の処分対象外となります。大きな天板やテーブルは通常粗大ごみに分類されますが、素材が大理石のものは「石」に分類されるため産業廃棄物に該当します。

産業廃棄物の処分は認可を得た専門の業者に依頼する必要があるので、粗大ごみとして出せないのです。ただし、自治体によっては、「大理石テーブル」という品目が粗大ごみとして処分対象に該当する場合もありますので、念の為HPや電話などで確認してみましょう。

大理石の解体ができれば自治体で処分できる場合あり

大理石を電動ノコギリや金槌などで割り、細かく粉砕できれば「不燃ごみ」として自治体の処分対象になる場合があります。たとえば北九州市では大理石を最大径が30センチメートル以下に解体した場合は、埋め立てごみとして日明積出基地および響灘西地区処分場まで自分で搬入し処分できます。

解体作業は石の破片が飛び散る危険性があるため、安全靴やゴーグル、ヘルメットなど適切な装備を用意しましょう。作業をする際は、床にクッション材を敷いた上に解体したい大理石をセットします。

薄手のものであれば、金槌やノミで叩き割っていきます。厚みのある大理石の場合は、電動ノコギリを使用するのがおすすめです。

大理石を処分する方法

自治体での処分以外に大理石を処分する方法は、どのような選択肢があるのでしょうか。本項目では、フリマアプリやリサイクルショップでリユースにつなげる方法やリサイクル協会に処分依頼する方法など、5つの選択肢をご紹介します。

フリマアプリやオークションで買い手を探す

大理石は大変高価な素材なので、フリマアプリやオークションに出品することですぐに買い手が見つかる可能性があります。処分手数料がかからないだけでなく売上が期待できることが、フリマアプリやオークションを利用する最大のメリットです。

一方で、大理石はサイズが大きく重量もあるので、梱包や発送に手間とお金がかかります。出品する際に、必ず発送方法と送料を買い手と売り手どちらが負担するのかを明確にしておきましょう。

リサイクルショップに買取ってもらう

大理石はトレンドに左右されず常に人気のある素材なので、リサイクルショップに高額で買取ってもらえる可能性があります。査定に出す際は大理石に欠損やシミがないかを確認し、もしも見つけた場合は正直に伝えましょう。

高い査定額がつけば現金化できるメリットがありますが、持ち運びが困難な大きいアイテムの場合、引き取りの出張費用がかかるデメリットもあります。あらかじめ電話で見積もりを取って、効率良く取引を進めましょう。

友人・知人の中で必要な人を探す

大理石を使ったアイテムは、友人・知人の中にも欲しい人がいる場合があります。現物の写真を見せ、引き取り手を探すのも一つの手段です。

友人・知人との取引であれば、コミュニケーションや受け渡しも円滑に進むでしょう。ただし、運搬や郵送をご自身で行う場合は、破損や怪我の危険性があるので十分に注意が必要です。

人工大理石は日本人工大理石リサイクル協会に処分依頼できる

日本人工大理石リサイクル協会は、人工大理石の再資源化に取り組んでいる一般社団法人です。人工大理石を使った製品は、セラミック原料やフォーミング抑制材としてリサイクルが可能です。

日本人工大理石リサイクル協会に処分依頼をする際はまず事務局に問合せをし、営業担当の方に訪問してもらいます。リサイクル料金はエリアごとに設定されていますので、料金に納得できたら指示に沿って手続きを進めましょう。

不用品回収業者に処分依頼をする

処分方法に悩んだ場合は、不用品回収業者に依頼をするのがおすすめです。さまざまな品目の処分に精通したプロに任せることで、安全で適切な処分ができます。

大理石のテーブルなどは、大変重く破損しやすいため搬出や運搬が難しいといえるでしょう。そのため、適切な方法で大理石製品を搬出・運搬できる不用品回収業者への依頼は、おすすめです。

大理石を処分するときの注意点

大理石は割れやすく、重い素材なので扱いには十分注意が必要です。大理石を処分する際に、とくに注意しておきたい項目を大きく3つに分けてご紹介します。

大理石の解体や運搬を始める前に素材の特性をよく理解したうえで、作業環境を整えておきましょう。

重い大理石の搬出・運搬はけが防止のため複数人で行う

大理石は、見た目以上に重量がある素材です。薄い天板であっても、万が一落として割れてしまった場合は怪我や事故にもつながりかねません。

回収場所までの搬出や受け渡しの際は無理をせず、必ず複数人で作業を行うようにしましょう。また、光沢感のある素材なので、素手で持つと滑ってしまう危険性もあります。

作業時は、滑りどめつきの軍手を着用するのがおすすめです。

解体する場合は床などに傷がつかないようにする

大理石を不燃ごみとして出すために細かく解体したい場合は、環境をしっかりと整えてから作業するようにしましょう。天板を叩き割る場合は、床などに傷がつかないよう毛布や段ボールを下に敷いて作業することをおすすめします。

また、細かくなった大理石の破片は肉眼で見えにくため、作業後は必ず掃除機をかけたり水拭きをしたりすることで怪我や床の損傷を防ぎましょう。

売却や買取を希望するときは事前に大理石を磨く

フリマアプリやリサイクルショップなどで売却や買取を希望する場合は、事前に大理石を磨いておくことで査定価格がアップする場合があります。傷がついてしまったり光沢を失ってしまったりした大理石も、正しく研磨することで艶が戻るのです。

通常大理石を磨く際は、電動サンダーやポリッシャーなど専用の機材が必要になります。機械に抵抗がある方は、スポンジのような研磨パッドなども販売されているので無理のない方法でトライしてみましょう。

大理石の処分は不用品回収業者への依頼がおすすめな理由とは？

大理石は重量があるため、一歩間違えると怪我や事故につながりかねない扱いが大変難しい素材です。不用品回収業者を利用すると重い大理石の運搬や搬出をすべて任せられるため、さまざまな事故を防げるだけでなく手間も省けます。

本章では、不用品回収業者への依頼がおすすめな理由を3つご紹介します。

重い大理石を自分で搬出・運搬する必要がない

大理石を搬出・運搬するのは、複数人で行っても大変な作業です。不用品回収業者へ依頼すれば屋内からの搬出もプロのスタッフが行ってくれるので、怪我や事故の危険性がなく安心して任せられます。

とくに大理石を運ぶことが難しい女性や高齢者にとって、不用品回収業者を利用することは費用以上のメリットがあるといえるでしょう。また、万が一運搬中に破損してしまっても多くの不用品回収業者は損害賠償責任保険に加入しているため、修繕費用が補償されるというメリットがあります。

電話1本ですぐに対応してくれる

見積もりから回収まで電話1本ですぐに対応してくれるのも、不用品回収業者を利用するメリットの一つです。対応がはやい業者であれば、見積もりを依頼してから引き取りまで30分程度の場合もあります。

また、大理石の種類の見分けがつかない場合でも、電話口で特徴を伝えるだけでほとんどのプロのスタッフが判別してくれます。処分費用はほかの処分方法と比較すると少し割高になりますが、仕事が忙しい方や引っ越し前ですぐに処分したい方にとっては手間や時間がかかるというリスクを省ける良い方法です。

大理石以外のものも一緒に処分できる

不用品回収業者のほとんどは、軽トラック積み放題プランなどのパッケージメニューを用意しています。大理石以外にも家具や家電など処分したい不用品がある場合は、パッケージメニューを活用するとお得です。

逆に、大理石1点からの回収は、1点ごとに数千円程度かかるため費用が割高になります。不用品回収業者の利用は、大理石のほかに空き家の整理や引っ越し時の大掃除などで大量に不用品が出る方におすすめです。

大理石の処分に必要な費用はいくら？

大理石の処分に必要な費用相場は、いくらぐらいになるのでしょうか。大理石の大きさによっても異なりますが、大理石のテーブルを一つの目安とすると不用品回収業者に依頼した場合3,000〜5,000円程度が費用相場となります。

フリマアプリで出品する場合は、売上が立つことが期待できるので処分費用はかかりません。ただし、大理石を素材とする家具やインテリアは、重量があるため送料にかなりの費用がかかります。フリマアプリに出品する際は、出品額を設定するときに送料分を見込んでおきましょう。

大理石の処分はECO助っ人がおすすめ！

不用品回収業者を選ぶ際は、悪徳業者に騙されないよう業者を選ぶことが大切です。とくに重量のある大理石の処分を不用品回収業者に依頼する際は、「ECO助っ人」がおすすめです。

ECO助っ人の魅力

ECO助っ人は、全国を対象に不用品回収サービスを提供しています。年間20,000件の回収実績があり、「石」も回収対象品目に該当しますので大理石の処分も安心してお任せください。

また、安心の補償制度を用意しておりますので、万が一大理石を搬出する際に室内が破損した場合でも修理費などを補償させていただきます。女性スタッフも所属しており、女性の一人暮らしの方も安心してご利用いただけます。

早朝から深夜まで24時間365日即日対応しておりますので、お困りのことがあればECO助っ人にお気軽にお問合せください。

【まとめ】大理石の処分は慎重に行うことが重要！

大理石は一般的な素材と異なり、処分が難しい品目の一つです。大理石の無理な運搬や解体は、思わぬ事故につながる可能性がありますので、慎重に行いましょう。

少しでも大理石の処分に不安がある方には、不用品回収業者の利用をおすすめします。また、天然の大理石は、同じ模様や色合いが二つとない貴重なものですのでメンテナンスしながら大切に使ってください。