マネキンの処分方法8選|処分時の注意点や再利用のアイデアも紹介
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家庭や店舗などで使用していて不要となった、マネキンの処分方法がわからなくて困っていませんか?本記事では、不要となったマネキンを処分する方法や費用についてまとめました。
不用品の適切な処分方法を選ぶことで、コストの削減や地球環境への配慮が可能になります。マネキンの処分を検討している方は本記事を参考に適切にマネキンを処分してください。
目次
マネキンとトルソーの違い
「マネキン」と「トルソー」の違いとは、基本的に「マネキン」は等身大の全身人形で頭・腕・脚のあるものをさします。一方で、「トルソー」は胴体部分だけのものをさします。
最近では、頭・手のあるトルソーも在り、違いの見分け方が難しくなってきました。マネキンを処分する前にマネキンとトルソーについて理解を深めておきましょう。
マネキンについて
マネキンは形状・素材・用途によってさまざまなものが存在します。一般的に認知されているものは、ディスプレイ用の全身人形ではないでしょうか。
素材はプラスチックや金属でできているものが主です。頭部のみのカットマネキン(カットウィッグ)もあります。
最近では100円ショップでも手のみの「マネキンハンド」や発泡スチロール製の「マネキンヘッド」なども売られており、手軽に入手できます。
トルソーについて
トルソーとは頭・腕・脚のない胴体のみのもので、アパレルショップなどで販売用のアイテムを着せて、店頭でディスプレイ用として置いてあるものです。素材は金型のプラスチック製のものが一般的で、表面は布張り・塗装仕上げのものがあります。
フリマアプリやネットオークションの普及で、洋服やアクセサリーを出品するために家庭で所持している人もよく見かけるようになりました。
マネキンの処分方法8選
家庭で不要になったマネキンの処分にはどのような方法があるのでしょうか。本章ではマネキンの処分方法を8選紹介します。
マネキンを処分する際には、数量や処分にかかる費用、マネキンの状態などによって適切な処分方法を選びましょう。住んでいる自治体でマネキンを処分する方法から、業者を利用する方法まで詳しく解説します。
- 自治体の可燃ゴミとして処分する
- 自治体の不燃ゴミとして処分する
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 勤務先の美容室に相談する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者を利用する
自治体の可燃ゴミとして処分する
マネキンの処分方法としてはじめに思い付くのが、住んでいる自治体の可燃ゴミに出す方法ではないでしょうか。神奈川県横浜市を例に紹介します。
たとえば、神奈川県横浜市では50cm以下のプラスチック製のマネキンヘッドであれば可燃ゴミとして処分可能です。透明または半透明の袋に入れて収集日に指定場所へ出します。
横浜市をはじめ、多くの自治体でマネキンを可燃ゴミとして処分するときは、大きさや素材の制限があります。しかし、低コストであり手軽に処分できる方法です。
エコ助っ人スタッフ
自治体の不燃ゴミとして処分する
不要になったマネキンを自治体の不燃ゴミに出す方法もあります。たとえば、愛知県名古屋市では一辺の長さが30cm以下の金属製のカットマネキンであれば、不燃ゴミとして処分できます。
家庭用不燃ゴミ用指定袋を用意し、月に1回の収集日に指定場所へ出します。不燃ゴミに出す方法もまた、低コストで手軽に処分できる方法です。
可燃ゴミ同様、不燃ゴミの処分方法は各自治体によって異なるため、ホームページや広報などで調べて適切に処分してください。
自治体の粗大ゴミとして処分する
マネキンを自治体の粗大ゴミとして処分する方法もあります。自治体の粗大ゴミとしてマネキンを処分する場合は、サイズや素材を問わず廃棄可能です。
多くの自治体では粗大ゴミの排出方法として、戸別収集と指定施設への自己搬入という方法があります。主要な自治体を例にあげて、マネキンを粗大ゴミとして戸別収集や自己搬入で処分する方法を解説します。
マネキンを自治体の指定する施設に持ち込み粗大ゴミとして処分する方法
たとえば、愛知県岡崎市では、指定袋45リットルに入らない大きさのものや、指定袋が破れてしまう重さのものなどが粗大ゴミになります。岡崎市で自分でマネキンを直接施設に持ち込む場合は、「中央クリーンセンター」または「八帖クリーンセンター」へ受付時間内に搬入しましょう。
ゴミ処理手数料として10Kgまで200円、以後10Kgごとに200円が加算されます。マネキンを粗大ゴミとして「中央クリーンセンター」や「八帖クリーンセンター」直接持ち込むときは、居住地確認をされるので、身分証明書の持参が必要です。
マネキンを自治体の粗大ゴミ戸別収集で処分する方法
東京都府中市の場合、マネキンを有料の粗大ゴミ戸別収集で処分できます。あらかじめ電話やインターネットで戸別収集を予約しましょう。
申し込み後に収集日や受付番号が案内されるので、収集日までに必要な粗大ゴミシールを購入してください。なお、手数料はマネキン(人体)が500円、マネキン(頭部カットモデル)200円とサイズによって異なります。
粗大ゴミ収集日の当日朝8時までに、処分するマネキンを排出しておきましょう。
勤務先の美容室に相談する
練習用として使用していたカットマネキンであれば、勤務先の美容室に相談し引き取ってもらう方法もあります。お店によって断られる場合もありますが、可能であれば無料で処分してもらえて費用はかかりません。
また、理美容器具の買取を行っているリビキキネットのような通販サイトもあります。不要になったマネキンは、近くのショールームか理美容器具買取ページから買取や見積りを依頼できます。
リサイクルショップで売却する
マネキンを処分するのではなく、リサイクルショップで売却するという方法もあります。たとえば、レディースマネキントルソーは新品同様で7,800円〜31,100円、中古で3,900円〜23,300円、傷あり品で3,900円以下といった価格で取引されています。
マネキンの状態によって必ずしも値段が付くわけではないですが、お近くにリサイクルショップがあれば利用してみてもよいでしょう。
フリマアプリやネットオークションに出品する
出品や相手とのやり取り、発送などが面倒に思わないのであれば、マネキンをフリマアプリやネットオークションに出品してみてはどうでしょうか?たとえば、キッズトルソーやレディーストルソーの需要は非常に高く、3,000円〜12,000円で取引きされています。
ただし、すぐに購入してもらえるとは限らないので、フリマアプリやオークションサイトを常にチェックする必要があります。
欲しい人に譲る
友人や知人にマネキンが欲しい人がいれば譲るという方法もあります。身近な人に声をかけるだけでなく、SNSをよく利用する人であればSNS上で欲しい人を募ってみるのもよいでしょう。
身近で欲しい人を探したい場合は、ジモティーを活用したり、自治体の広報の譲渡掲示板などを活用したりする方法もあります。個人間のやりとりになるため、個人情報の適切な管理やトラブルがおきないように注意が必要です。
不用品回収業者を利用する
マネキンの処分を不用品回収業者に依頼する方法があります。問い合わせから最短30分でマネキンなどの不用品を引き取りにきてくれる業者もあります。
急ぎで処分したい、売却や譲渡の手続きなどが面倒くさい人は不用品回収業者を利用してみてもよいでしょう。
エコ助っ人スタッフ
マネキンを処分するときの注意点
本章ではマネキンを処分するときに、どのようなことに注意すべきかを3つ紹介します。 正しく処分しないと周りの人に迷惑をかけたり、不法投棄などで罪に問われたりする恐れもあります。
以下で紹介する注意点を参考にしてマネキンを適切に処分しましょう。
- お店で使用しているマネキンは自治体で処分できない
- 他の人が驚かないように配慮が必要
- 自治体で処分するときは一度にまとめて処分しない
お店で使用しているマネキンは自治体で処分できない
美容院やアパレルショップなどのお店で使用しているマネキンは、自治体の家庭用のゴミとは別で「事業用ゴミ」(産業廃棄物)として取り扱われます。そのため、家庭用ゴミと同じように捨てると不法投棄とされます。
お店で不要となったマネキンは各自治体の事業用ゴミの処分方法に従って処理してもらいましょう。事業用ゴミとなるマネキンや複数のマネキンの処分などは、不用品回収業者に依頼することで簡単に処分できるのでおすすめです。
他の人が驚かないように配慮が必要
マネキンをそのまま廃棄してしまうと他の人が驚いたり、事件性を疑って警察に通報したりといった可能性もあります。トラブル防止のために、マネキンを新聞紙や布で包み見えないようにしたり、マネキンの入っているゴミ袋に「マネキン」と明記したりして、マネキンだと一目でわかるよう配慮をしましょう。
自治体で処分するときは一度にまとめて処分しない
自治体でマネキンを処分するとき、一度に大量に出すのはやめましょう。通行人や近隣住民が驚いたり、ゴミ収集業者にとって負担になったりする可能性があります。
適切に処理されない場合は、収集が遅れて他のゴミ収集に影響を与えることがあります。自治体によっては、出すゴミ袋の数に制限のあるところもあるので気をつけてください。
マネキンを処分する際にかかる費用の相場
マネキンを処分する方法によってかかる費用は異なります。本章では、マネキンを処分する際にかかる費用の相場をまとめました。
自治体の可燃ゴミや不燃ゴミといった一般ゴミとして処分する場合、自治体によっては有料の指定ゴミ袋を使用しなければならないケースもあります。自治体の粗大ゴミとして処分する場合は自己搬入や戸別収集などによっても費用が変わることもあります。
不用品回収業者に依頼する場合は、単品回収だけの業者やトラック積み放題を用意している業者など、サービスは業者によってさまざまです。自分が処分したいマネキンの量やサイズなどにあわせて、以下の表をもとに処分方法を選ぶ参考にしてください。
自治体の可燃ゴミとして処分する | 無料 |
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自治体の不燃ゴミとして処分する | 無料 |
自治体の粗大ゴミとして処分する | 自己搬入の場合:200円~ 戸別収集の場合:900円~1,800円 (各自治体によって料金が異なる) |
不用品回収業者を利用する | パック料金5,000円~ (買取によって差引が可能) |
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マネキンを処分せずに再利用する方法
本章ではマネキンを処分せずに再利用する方法を2つ紹介します。マネキンを再利用することによってゴミが減り地球環境を守ることへも繋がります。
- 田畑でカカシとして利用する
- インテリアとして使用する
田畑でカカシとして利用する
マネキンは田畑で鳥や動物を効果的に追い払うカカシとして再利用できます。マネキンに古着や帽子を着用してリアルなカカシにすることで、害獣除けになることでしょう。
田畑で害獣にお困りの方は、マネキンを再利用してカカシにしてみてはいかがでしょうか。
インテリアとして使用する
マネキンをインテリアとして再利用する方法もあります。マネキンにペイントや季節・イベントに合わせたデコレーションを施して、アート作品に変えたインテリアアイテムのアイデアがSNSに投稿されています。
他のアレンジとしては家具の一部として活用する方法があります。たとえば、コートラックに活用したり、洋服やアクセサリーのディスプレイスタンドとして使用したりすることで、おしゃれな部屋を演出できます。
【まとめ】マネキンは自分に都合のよい方法で処分しよう
本記事では、マネキンの処分の方法と費用などについて紹介してきました。不要になったマネキンを処分したいとお考えの方は、紹介したマネキンの処分方法を参考に、自分の都合に適している方法を検討してみてください。