物干し竿の捨て方を詳しく解説!費用や処分手順とは?
物干し竿は、素材や使用目的で選べる種類が豊富な品物です。さびに強い物干し竿をベランダや屋外で使用している人もいれば、軽い素材の物干し竿を室内で使用している人もいるでしょう。
物干し竿の種類も多く、ハンガー掛けがついているタイプや伸縮自在のタイプ、浴室で使えるタイプなどシーンに合わせた使い方ができる物干し竿も増えています。物干し竿は一般家庭で平均5~10年間使用されていますが、環境によってさびやすく3年で処分が必要な場合もあり、取り扱いが大変です。
本記事では、物干し竿の捨て方について紹介します。
目次
捨てる前に確認!物干し竿の素材や値段
物干し竿の素材は、スチール・アルミ・ステンレスの3種類です。スチールは安いですが、以前は重く、さびやすいという欠点がありました。
しかし、現在見かけるスチールは、ステンレス箔を巻き、さびにくく改良されたステンレスクラッドが主流です。アルミは軽いので運ぶ機会が多いときに便利な素材です。
ステンレスはオールステンレスとも呼ばれ、さびにくく耐久性があります。値段は安い方からスチール・アルミ・オールステンレスで、スチールは1,000円前後から購入可能です。
物干し竿を住んでいる自治体で捨てる方法3選
物干し竿は、自治体のごみ収集に出せる品物です。ただし、物干し竿には長さがありますので、粗大ごみとして扱われます。
本章では住んでいる自治体で物干し竿を捨てる方法について、粗大ごみで出す方法・自己搬入で出す方法・不燃ごみで出す方法の3つに分けて紹介します。地域により決められたごみの出し方がありますので、ごみに出す前にお住い地域のごみ出し方を確認しておきましょう。
- 自治体の粗大ごみ戸別収集を利用する
- 自治体の指定処理施設に自分で持ち込み処分する
- 不燃ごみとして処分する
自治体の粗大ごみ戸別収集を利用する
はじめに紹介する処分方法は、粗大ごみの有料戸別収集です。戸別収集は自治体が行う事業のことで、玄関先まで粗大ごみを回収にきてくれるサービスです。
戸別収集は、基本的に事前予約制で手数料がかかります。たとえば世田谷区の粗大ごみ戸別収集は、インターネットや電話での事前申し込み後、手数料分の「有料粗大ごみ処理券」を購入して、粗大ごみに貼ってください。
世田谷区では1辺30㎝以上の品を粗大ごみとしているので、物干し竿は粗大ごみとして出せます。
メリット | デメリット |
---|---|
・玄関先まで引き取りにきてくれる ・手数料が安い |
・事前予約が必要 ・収集日が選べない |
自治体の指定処理施設に自分で持ち込み処分する
指定処理施設へのごみの持ち込みを受け付けている自治体では、物干し竿を自分で持ち込めます。持ち込み方法は事前に申し込みが必要な場合や、支払い方法が現金ではない地域がありますので、住んでいる地域の持ち込み方法を確認しましょう。
たとえば、世田谷区では船橋粗大ごみ中継所へのごみの持ち込みが可能です。持ち込みは事前申し込み制で、1日に持ち込める個数制限や搬入時間が土日のみという条件はありますが、戸別収集と比べて手数料が半額になるのでお得です。
メリット | デメリット |
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・手数料が安い ・予約不要の地域もある |
・持ち込みに車両が必要 ・荷下ろしに人手がいる |
不燃ごみとして処分する
物干し竿は長さがあるため基本的に粗大ごみとなりますが、自分で短く切断すれば不燃ごみとして出せます。不燃ごみは自治体で決められた収集日に出すだけで、無料で処分できる点がメリットです。
たとえば、世田谷区は粗大ごみの基準が1辺30㎝を超えるごみとなっていますので、30㎝以下に切断し指定ゴミ袋に入れば不燃ごみとして出せます。自分で切断するときは、けがをしないように注意してください。
物干し竿の素材によっては資源ごみとなることもあります。捨てる際には、物干し竿の素材を確認し、自治体のルールに従って適切に処分しましょう。
メリット | デメリット |
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・無料で処分できる ・ごみ収集日が多く捨てやすい |
・自分で切断しなければならない ・素材によって出し方が違う |
物干し竿の解体方法
物干し竿を解体したことがないから難しいと思う方もいますが、物干し竿は中が空洞なので比較的簡単に切断できます。切断する工具は、ホームセンターなどで購入できるパイプカッターがおすすめです。
パイプカッターは、塩ビパイプや銅管など管状のものを切断する工具です。
音も静かなので近所迷惑にもなりません。購入する際は、物干し竿の周径にあったパイプカッターを選びましょう。
- パイプカッターを用意し、物干し竿に切れ目を入れてから切断する
- 力を入れずに物干し竿を切断できる
安全に配慮して切断してください。
物干し竿を自治体以外で処分する方法7選
物干し竿は、自治体のごみの出し方以外でも処分できます。本章では、自治体以外で処分する方法を7つ選んで紹介します。
物干し竿を捨てる機会はあまりないので、実際に捨てる際には、どうすればよいか悩むでしょう。紹介する方法の中から、自分の都合にあった処分方法で処分するとストレスなく処分できます。
- ホームセンターで回収してもらう
- 地域の掲示板で欲しい人を探す
- 引越しの場合は大家さんや管理会社に相談する
- オークションに出品する
- フリマアプリに出品する
- スクラップ業者に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
ホームセンターで回収してもらう
ホームセンターではさまざまなタイプの物干し竿を販売していますが、不要になった物干し竿の回収もしてくれます。回収条件は店舗により違いますが、新品購入時に同等品を引き取ってくれるケースが多いです。
引き取り料金は無料ですが、ニトリのように有料引き取りを実施している店舗もあるので、事前に確認しておきましょう。デメリットとしては、店舗持ち込みでの引き取りになるので、運ぶための車両が必要になることです。
店名 | 回収の条件 | 料金 |
---|---|---|
カインズ | 店舗購入時引き取り オンラインショップは近所の店舗で引き取り |
無料 |
ビバホーム | お買い上げ1台につき同等品1台を持ち込み引き取り | 無料 |
コーナン | お買い上げ1点につき同等品1点引き取り | 無料 |
ニトリ | 購入家具と引き取り家具が同数か同容量で引き取り | 4,400円(税込) |
ホームセンターで物干し竿を回収してもらう場合のメリットやデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・購入時無料で引き取りしてくれる ・買い替えがスムーズ |
・店舗に持ち込まなければならない ・購入時のレシートや明細書が必要 |
地域の掲示板で欲しい人を探す
物干し竿の処分は、地域の掲示板で欲しい人を探すという方法もあります。地域の掲示板では近所で欲しい人を探せるので、楽に引き渡しできる点がメリットです。
地域の掲示板には、多くの種類があります。たとえば、紙媒体だとタウン誌の掲示板で投稿を募集していますし、ネットで地域の情報サイトを検索することも可能です。
地域情報サイトジモティーでは、近所で物干し竿が欲しい人を探せます。自分で交渉するので、相手とトラブルにならないよう、品物の状態や引き渡し方法などよく相談しておきましょう。
メリット | デメリット |
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・近所で欲しい人が探せる ・処分費用がかからない |
・欲しい人が見つかるまでは保管が必要 ・交渉は自分で行わなければならない |
引越しの場合は大家さんや管理会社に相談する
引越しの際に物干し竿を残していきたい場合は、大家さんや管理会社に相談し了承を得るようにしましょう。自分で購入した物干し竿は、引越し後に残っていた場合はほかの忘れ物と同様に残置物として扱われます。
物干し竿を残して転居してしまうと、大家さんに原状回復費用を請求される可能性があるので注意してください。逆に入居先に物干し竿があった場合も勝手に処分できないので、大家さんに付帯設備か残置物か確認し、適切な方法で処分しましょう。
メリット | デメリット |
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・処分費用がかからない ・処分の手間が省ける |
・大家さんや管理会社の許可が必要 ・処分費用を請求される可能性がある |
オークションに出品する
新品・未使用品の物干し竿であれば、オークションに出品して処分する方法もあります。ヤフオクではステンレス素材の未使用品が2,500~5,000円程度で落札されています。
中古品の出品は200円~出品されていますが、送料負担がかかりますので、売れてもお金にはならないと考えておくとよいでしょう。ヤフオクでは屋外で使える物干し竿のほか、室内インテリアになるデザインの品や脱衣所に収まりやすい突っ張り棒などが人気です。
メリット | デメリット |
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・高く売れる可能性がある ・未使用品が売りやすい |
・売れるまで保管が必要 ・中古品は売りにくい |
フリマアプリに出品する
物干し竿を売却する方法は、オークションと同様にスマホで簡単に売り買いできるフリマアプリを活用する方法もあります。フリマアプリのメルカリでは、ステンレス製の物干し竿が2,000~5,000円で取引されています。
ラクマやヤフーフリマも、出品価格3,000円前後が相場です。ただし、相場価格は新品・未使用品となるので、中古品や傷のある処分品であれば値段を下げないと売ることが難しいでしょう。
配送料を抑えたい人は、商品の配送がしやすい伸縮タイプでの出品がお得です。
メリット | デメリット |
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・新品が売りやすい ・付属品も売れる |
・配送料がかかる ・中古品はなかなか売れない |
スクラップ業者に引き取ってもらう
物干し竿は、スクラップ業者に引き取ってもらうことも可能です。スクラップ業者というと建築現場や解体現場で活躍しているイメージがありますが、法人だけでなく一般の依頼も受け付けています。
スクラップ業者は産業廃棄物となる品を適正処理してくれるので、物干し竿のほかのも、鉄くずやバッテリーの引き取りもしてくれます。引き取り条件などは業者によって違いますので、近くの業者に電話で確認してから引き取ってもらいましょう。
メリット | デメリット |
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・物干し竿の引き取りをしてくれる ・大量の物干し竿でも対応してくれる |
・個人向けは少ない ・費用がかかる |
不用品回収業者に依頼する
物干し竿のほかにも処分したい不用品があるときには、不用品回収業者に依頼すると、不用品をまとめて回収してくれるのでおすすめです。室内からの搬出もすべてスタッフにお任せできるので、物干し竿処分の手間が省けます。
回収日の日時指定ができるので、自分の都合に合わせて利用できる点もメリットでしょう。自治体に比べると費用はかかりますが、便利なサービスなのでリピーターも多いです。
エコ助っ人スタッフ
メリット | デメリット |
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・自分の都合で処分できる ・大量の不用品も処分できる |
・自治体より費用がかかる ・業者選定に悩むことがある |
物干し竿を捨てる際にかかる費用はどれぐらい?
物干し竿は捨てる方法によってかかる費用が違います。処分費用は処分の手間と反比例の関係です。
費用が安いと解体したり、自分で運ぶなど手間と時間がかかる傾向があり、費用が高いと手間と時間が省けます。処分費用や手間を考えて自分に都合のよい処分方法を選びましょう。
オークションやフリマアプリでお金に換えたい人は、配送料や手数料を考慮して値段を設定してください。
自治体の粗大ごみとして処分する | 300~600円(税込) |
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自治体の不燃ごみとして処分する | 無料 |
ホームセンターで回収してもらう | 無料~4,400円(税込)/購入時交換 |
オークションに出品する | 200~5,000円で売却可能(配送料自己負担) |
フリマアプリに出品する | 新品2,000~5,000円で売却可能(配送料、手数料自己負担) |
スクラップ業者に引き取ってもらう | 無料~200円/㎏(税込) |
不用品回収業者を利用する | 単品550円(税込)+基本料~ |
物干し竿を捨てるときは不用品回収業者の利用がおすすめ
物干し竿の捨て方にお悩みの場合は、不用品回収業者の利用をおすすめします。買取りサービスをしている不用品回収業者では、まだ使える品やリサイクルできる品をプロが出張査定し買取りしてくれます。
エコ助っ人スタッフ
物干し竿を捨てたいときは「ECO助っ人」へおまかせ!
買取りサービスのある不用品回収業者の中でもおすすめの業者はECO助っ人です。ECO助っ人は、全国に拠点がある24時間365日対応の不用品回収業者です。
最短即日回収があり、早朝や深夜の回収もできるので、日中忙しい方でもすぐに不用品を処分できます。物干し台や大型家具家電など、家からの搬出もすべて自社スタッフが担当しますのでご安心ください。
捨て方がわからない物干し竿、物干し台などの不用品がありましたらいつでもECO助っ人がお伺いいたします。
おすすめポイント | 不用品1点からごみ屋敷までどのようなものでも回収可能 |
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料金 | 5,000円(税込)/SSパック~ Web割引キャンペーン中です。 |
対応速度 | 即日回収可能 |
営業時間 | 24時間365日 |
買取り制度 | 高価買取りあり |
電話番号 | 0120-555-749 |
公式ホームページ | https://eco-suketto.jp/ |
物干し竿の処分に関するよくある質問
物干し竿はさまざまなタイプがあるので、処分の仕方に悩む方が多い品物です。本章では、物干し竿の処分に関して聞かれる質問にお答えします。
物干し竿は普通に使うと5~10年ほど利用可能ですが、雨さらしや潮風にさらされていると劣化して、約3年で使えなくなってしまう場合もあります。さびや傷がついたまま使用すると洗濯物にさびや塗装がついてしまいますので、早めに処分しましょう。
- ①物干し台の処分方法を教えてください
- ②一番簡単に物干し竿を処分する方法を教えてください
①物干し台の処分方法を教えてください
物干し台はブロー台付物干し台、ダブル支柱型、フレキシブル型などありますが、物干し竿と同様に粗大ごみに出せます。手数料は地域ごとに違いますので、お住まい地域のホームページで確認しましょう。
たとえば、札幌市では手数料900円、名古屋市では手数料500~1,000円かかります。コンクリートや水タンクなどの重りがあるかないかで費用が変わるので、間違えないようご注意ください。
運ぶことが難しい場合は、搬出も可能な不用品回収業者が便利です。
②一番簡単に物干し竿を処分する方法を教えてください
物干し竿を処分するには、どうしても自分で運んだり、切断するなどの手間がかかってしまいます。手間を省いて一番簡単に処分する方法は、不用品回収業者に電話して回収にきてもらうことでしょう。
不用品回収業者は家からの搬出も引き受けてくれるので、物干し竿の処分にかかる時間と手間を省けます。不用品回収業者は物干し竿以外にも重たい物干し台や使わなくなった電化製品など、家で不要なものをまとめて回収してくれるので、庭やベランダもすぐにきれいになります。
物干し竿は適切に処分しよう
本記事では、物干し竿の捨て方を紹介してきました。物干し竿は捨てる機会が少ない品物なので、処分するときは捨て方に悩む方も多いでしょう。
新品から中古品、処分品まで品物の状態によってもおすすめの処分方法は異なりますが、本記事を参考に処分してください。すぐに処分したい、未使用の品の買取りしてほしい、大量に不用品があるなど処分に困っている人は出張見積もり無料のECO助っ人にご相談ください。