鉄くずの処分方法4選!注意点や費用相場も解説
鉄くずは、家庭でよく排出される不燃ごみです。ネジや鍋などさまざまな形で排出されますが、適切な処分方法がわからない方も多くいます。
本記事では、鉄くずの処分方法や処分する際の注意点などを解説します。記事を読めば、適切な処分方法がわかるでしょう。
鉄くずはごみとして処分するだけでなく買い取りも可能なので、処分方法をしっかりと把握しお得に処分をしましょう。
- 鉄くずに該当する品目
- 鉄くずの処分方法
- 鉄くずを買い取ってもらう際の注意点
エコ助っ人スタッフ
目次
鉄くずとは何かを確認しよう
鉄くずとは、「鉄でできたごみ」もしくは「鉄スクラップ」を総称したごみです。飲料缶から家電製品に含まれる鉄製の部品まで、家庭から多くの鉄くずが排出されます。
鉄くずは、サイズや種類によって適切な処分方法が異なるため、注意が必要です。まずは鉄くずがどのような種類のごみかを確認しておきましょう。
鉄くずの種類とは?
家庭から排出される鉄くずには、さまざまな種類があります。自動車の素材やネジなどの工具、家電製品に含まれる鉄製の部品やフライパンなどが一例です。
鉄くずは発生源や種類によっても分類できます。発生源による分類は「自家発生スクラップ」と「市中スクラップ」です。
含まれる鉄の種類による分類は、「銑(せん)くず」「鋼(はがね)くず」の2つです。鉄くずはさまざまな種類があるため、まずは種類を理解しておきましょう。
鉄くずはリサイクルが推奨されている
鉄くずは、一般的にはリサイクルすることが推奨されています。廃棄物ではなく資源として再利用できたりCO2の削減に貢献できたりなど、環境にもやさしいです。
リサイクルされる鉄の約80%以上が電気炉を通して再利用されています。鉄はサイズによって異なる処理が行われ、最終的に電気炉で溶解・圧延されH型鋼や丸棒として再利用されています。
リサイクルできない鉄くずはどうなる?
汚れのひどいものや複雑な形状をしたものは、リサイクルができません。鉄くずは業者による買い取りに対応していますが、リサイクルできないものは廃棄処分をするしかありません。
サイズによっては普通ごみや粗大ごみなど、自治体で処分をしましょう。処分に困る場合は、不用品回収業者や専門業者に依頼をすると、処分ができます。
鉄くずを処分する方法
鉄くずは、適切に処分をする必要があります。主な鉄くずの処分方法を4種類解説します。
家庭から出る小さな鉄くずは普通ごみとして処分
家庭から排出されるネジや鍋などの比較的サイズの小さな鉄くずは、普通ごみとして処分できます。普通ごみとして処分する場合は、最も長い辺が30cmを超えないことが条件です。
サイズの条件は満たしていても、品目によっては普通ごみの対象外になる場合があります。自治体ごとに普通ごみとして処分できる品目やサイズは異なるため、あらかじめ自治体に確認をしておきましょう。
主要都市の鉄くずの分別方法
小さな鉄くずを普通ごみとして処分する場合、自治体によって分別方法が異なります。以下に主要5都市における分別方法をまとめたので参考にしてみてください。
分別方法を間違えると処分ができないため、注意が必要です。
都市名 | 分別方法 |
---|---|
東京都世田谷区 | ・スプレー缶:中身を使い切り、他のごみとは別の袋に入れて「スプレー缶」などと記載する ・刃物類:ケースや厚紙などに包んで「キケン」と表示し、他の不燃ごみと別の袋に入れる |
横浜市 | ・スプレー缶:中身をすべてて出し切り、中身が確認できる袋に入れる ・刃物類:紙で包み、品名を記載して中身の見える袋に入れる |
名古屋市 | ・スプレー缶:発火性危険物として分類する ・刃物類:丈夫な紙などで包み、「キケン」と表示する |
大阪市 | ・スプレー缶:中身を使い切り、穴を開けずに中身の見える袋に入れ、他の不燃ごみと別の袋に入れる ・刃物類:厚紙など丈夫な紙で包み、「キケン」と表示する |
福岡市 | ・スプレー缶:穴開きをせず、中身を抜き取って袋に入れる ・刃物類:厚紙で包み、「キケン」と表示する |
家庭から出る大きな鉄くずは粗大ごみとして処分
サイズの大きな鉄くずを処分する場合は、粗大ごみとして処分する必要があります。粗大ごみとして処分する場合は、金額は自治体によりますが基本的に有料です。
処分の際は、自治体の指定する場所と方法で処分する必要があります。基本的には事前連絡が必要なので、処分を検討する際は早めの連絡が重要です。
処分するうえで不明点がある場合は、自治体のHPを確認したり電話やメールで問い合わせたりすると、安心して処分ができます。
鉄くずを専門業者に買い取ってもらう
鉄くずを処分する方法の1つに、専門業者に買い取ってもらう方法があります。鉄くずはリサイクルができる資源であるため、買い取りで現金化ができます。
買い取り方法は持ち込んだり出張してもらったりと、さまざまです。個人でも事業者でも買い取り可能なので、処分を検討する際は買い取りの可能性を考慮してください。
ただし、状態によっては買い取りが不可の場合もあるため、買い取りが可能かどうかは事前に確認しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼することでも、鉄くずの処分は可能です。不用品回収業者は各地域に数多くあり、サービス内容はさまざまです。
不用品回収業者を利用すると鉄くずの処分だけでなく、家庭から排出される他の不用品も同時に処分できる特徴があります。鉄くず以外に処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼すると処分の手間が省けるため、おすすめです。
鉄くずを処分する際の注意点
鉄くずを処分する際には、いくつかの注意点を押さえる必要があります。主な注意点は以下のとおりです。
処分する鉄くずが自治体で処分できるかどうかを事前に確認しておきましょう。刃物類など、自治体のルールに従わなければならない鉄くずもあります。
家電リサイクル法対象製品は、定められたルールに従い処分してください。
自治体では回収できない鉄くずがある
自治体で鉄くずの処分は可能ですが、中には回収できない鉄くずもあるため注意が必要です。消化器や農機具、ガスボンベなどが一例です。
会社で発生したオフィス用品なども自治体では鉄くずとして回収できません。会社で発生した鉄くずは産業廃棄物に分類されるため、別の処分方法が必要です。
各自治体によって処分できるものや方法は異なる可能性があるため、あらかじめ所属する自治体に確認しておきましょう。
刃物類は自治体のルールに従って処分する
刃物類を鉄くずとして処分する場合は、各自治体のルールに従って処分する必要があります。刃物類は丈夫な厚紙やケースなどで包み、「キケン」と表示をして中身の見える袋に入れて処分してください。
他にも、刃物類のサイズが30cm以下であることや他の鉄くずと異なる袋に分けて処分するなど、注意点がいくつかあります。刃物類は危険物のため、安全性を担保するためのルールです。
ただし、自治体によってルールは異なるため、処分する前に確認しておきましょう。
家電リサイクル法対象製品はルールに従って処分する
家電リサイクル法の対象製品を処分する際にも注意が必要です。対象製品はエアコンとテレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目があります。
「買い替え先の店舗に引き取ってもらう」「購入した店舗に引き取ってもらう」「指定取引所へ直接持ち込む」などが一般的な処分方法です。ルールに従わないと法的に罰せられる可能性もあるため、注意が必要です。
鉄くずを買い取ってもらうときに注意すること
鉄くずを処分する際におすすめの方法の1つが、業者に買い取ってもらうことです。買い取ってもらうと現金化もできるため、お得に処分できます。
以下に買い取ってもらう際に注意すべきポイントをまとめたので参考にしてみてください。注意点を押さえておくと、買い取り時の失敗を防げるでしょう。
信頼できる買い取り業者を選ぶ
- 豊富な買い取り実績がある
- 買い取り価格が適正である
- 適切な許可や資格を保有している
鉄くずを買い取ってもらう際には、信頼できる買い取り業者を選ぶ必要があります。信頼できる買い取り業者の特徴を上記にまとめました。
買い取り業者の実績が豊富であれば、さまざまな依頼へと柔軟に対応できるノウハウに長けている場合が多いです。買い取り価格が適正かどうかも重要であり、明朗な見積もりが提示されると、安心して買い取り依頼を出せます。
法令を遵守していない業者に依頼をしてしまうと、問題につながる可能性が生じるため、適切な許可や資格を保有しているかどうかは必ず確認しましょう。信頼できる業者の特徴を押さえたうえで、自分に適した業者を選定してください。
おすすめの買い取り業者
鉄くずの買い取りにおすすめの業者を以下にまとめました。鉄くず買取.comは創業70年以上の豊富な実績が魅力的な買い取り業者です。
JANKは東京や埼玉で活動している買い取り業者であり、買い取り価格をHPで確認できるため、買い取り相場がわかりやすくて安心できます。
業者名 | 特徴 |
---|---|
鉄くず買取.com | 創業70年以上の豊富な実績。訪問回収や持ち込みなど、さまざまな方法で買い取りが可能。 |
JANK | 東京や埼玉で活動。買い取り価格の一覧をHPで確認できるため、買い取りの費用感を把握しやすい。 |
買い取り価格の相場を確認する
買い取り価格の相場の確認も、適切に買い取ってもらううえで重要です。買い取り価格は業者によって大きく異なる場合があります。
実際の価格より安く買い叩かれ、知らない間に損をしてしまう可能性もあるため注意が必要です。安く買い叩かれないためには、地域の買い取り価格の相場を把握し、場合によっては相見積もりを取得しましょう。
基本的に解体しないで買い取ってもらう
鉄くずを買い取ってもらう際は、一般的には解体をしない方がいいとされています。「価格の維持」「再利用されやすい」などが主な理由です。
たとえばデスクを買い取ってもらう場合、解体しないとデスクとして業者も再販は可能ですが、解体してしまうとただの鉄くずになってしまい、価格の下落は避けられません。価格を維持し、再利用するためにも解体をせずに買い取ってもらいましょう。
不明な場合は買い取り業者に確認をしておくと安心できますね。
鉄くずの処分にかかる費用の相場
鉄くずの処分にかかる費用相場を以下にまとめたので参考にしてみてください。鉄くずの主な処分方法の相場を把握しておきましょう。
相場感の把握は、どの処分方法を選択すべきかや、選択した処分方法を利用する際に相場からかけ離れた金額を請求されない自衛に役立ちます。とくに専門業者の引き取りや不用品回収業者への依頼は金額に大きな差が生じやすいため、あらかじめ把握をしておきましょう。
自治体の普通ごみとして出す | 無料 |
---|---|
自治体の粗大ごみとして出す | 数百円 |
専門業者に引き取ってもらう | 30円/kg(買い取り価格) |
不用品回収業者に依頼する | 軽トラック1台10,000円〜(パックプランの場合) |
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---|---|
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ECO助っ人は鉄くずの処分も実施できる不用品回収業者です。全国区で活動しているため、必要な際はどこでも駆けつけて処分対応いたします。
小さな鉄くずから大きな鉄くずまで、サイズや品目を問わずにサービスパックなどを利用して処分できる点はおすすめポイントの1つです。鉄くず以外の不用品回収もあわせて対応していますので、不用品回収にお困りの場合はお気軽にご連絡くださいね。
【まとめ】鉄くずは自分に合った方法で処分しよう
鉄くずの処分は自治体で処分や買い取り業者への依頼、不用品回収業者の利用など、さまざまな方法があります。それぞれの処分方法の概要を把握し、自分に適した方法の選択が重要です。
おすすめの処分方法の1つに、不用品回収業者の利用があります。不用品回収業者はあらゆる鉄くずだけでなく、他の不用品も同時に処分できるため、処分にかかる手間を省けます。
ECO助っ人を利用すると、24時間365日いつでも即日処分ができるので、ぜひご利用を検討してみてください。