雛人形の処分方法7選!供養は必要?処分費用の相場やおすすめの業者もご紹介
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桃の節句で毎年飾ってきた雛人形。お子様が大きくなったり、雛人形が古くなったりした場合、処分を検討することもあるでしょう。
愛着がある雛人形をどのようにして処分すれば良いのか、困りますよね。
この記事では、処分方法の選択肢や注意点をご紹介します。
- 雛人形の正しい捨て方
- 雛人形を捨てる際にかかる費用相場
- 一番簡単な雛人形の処分方法
- 雛人形はお焚き上げや供養が必要なのかについて
それでは、雛人形の処分方法について詳しくみてみましょう。
目次
雛人形が持つ意味と処分のタイミング
高貴な姿でどこか神聖なイメージがある雛人形は、簡単に捨ててよいのか迷って処分を躊躇してしまいますよね。そもそもなぜひな祭りに雛人形を飾るのでしょうか。
飾る意味がわかると処分の仕方もわかってきます。本章では雛人形が持っている意味と処分するタイミングについて紹介していきます。
雛人形を桃の節句に飾る意味
ひな祭りは古代中国の上巳の節句にはじまるといわれています。上巳の節句は3月の巳の日(みのひ)に身体を清めて災厄を払うという行事で、日本に伝わり定着していきました。
やがて平安時代に貴族の子どもたちで流行っていたひいな遊びという人形遊びが合わさって、現代では雛人形を飾り女の子の健康を願う風習となっています。
女の子の健やかな成長と幸せな結婚を願う
ひな祭りが女の子の健やかな成長と幸せな結婚を願うようになったのは、江戸時代中期頃からといわれています。女の子が生まれた親は、男女一対のおひなさまの仲睦まじい姿に娘の結婚を重ね合わせたのでしょう。
時代とともに雛人形は一人ひとりの女の子の幸せを叶えてくれる守り神のような存在になっていきます。雛人形には、人形の高貴な姿ときらびやかな道具の一つひとつに、女の子の幸せな人生と豊かな生活への願いが込められているのです。
女の子の厄除けと災いから守ってほしいという願い
ひな祭りに災厄を払う意味が込められているのは、先に紹介した上巳の節句からはじまっています。また、ひな祭りは桃の花の季節であることから、桃の節句とも呼ばれていますよね。
昔から桃には邪気を払う力があるといわれてきました。桃の力は鬼退治にいく桃太郎の話などでも伝承されてきています。
女の子が毎年雛人形に触れることで、災いから守られ、恩恵が受けられるという風習も女の子の誕生を心から喜ぶ周りの人たちの思いが形になったものなのでしょう。
雛人形を処分するタイミングは?
前項で紹介してきたように、雛人形には女の子の健やかな成長と幸せな結婚への願い、女の子の身代わりとして災いから守るという役目があります。ですから、役目が終わったときが雛人形を処分するタイミングといえます。
雛人形は何歳で役目が終わるなどの明確な決まりはありません。小中学校の卒業式や成人式、結婚して嫁いだなど、どこを成長の区切りとするのかはご家庭の考え方次第です。
大切にしてきた雛人形ですから、供養するなどして丁寧に処分できればよいですね。
雛人形を保管する際の注意点
雛人形は一年のほとんどが収納期間です。保管状態がよければ何年も飾れますし、処分を検討する時期になっても、人に譲ったり寄付するなどの選択肢が増えてきます。
雛人形の収納場所は風通しがよく、直射日光の当たらない場所が理想的です。購入したときの箱は保管を考えた形状になっているので、捨てずに利用して収納するとよいでしょう。
汚れやほこりは取り除く
保管する際に注意しておきたいのは、収納前に人形についた汚れやほこりはきれいにしておくことです。汚れやほこりはダニや害虫のエサになってしまったり、シミの原因になったりします。
人形をしまうときには羽根バタキや柔らかい布などで丁寧にほこりを落としてからしまいましょう。顔の汚れは少し濡らした綿棒で優しく摩ると人形に傷をつけずに手入れできます。
薬品など使用すると人形を痛めてしまう恐れがあるので素人が使うことは控えた方が無難です。
雛人形を片付ける日の天候に注意
雛人形を収納するときは天候にも注意が必要です。湿気が高い日に片付けをすると結露やカビが発生しやすくなるので、寒暖差が少なく天気の良い日に収納しましょう。
雛人形は乾燥したり直射日光に当たったりすると劣化します。直射日光の入らない部屋で、エアコンやヒーターの風が人形に当たらないように収納作業することをおすすめします。
カビや虫の発生を防ぐために、防虫剤は人形専用のものを使用して定期的に換気を行うときれいに保管できますよ。
雛人形を処分する前に一度飾ってみよう
雛人形を処分する前には一度飾ってみることをおすすめします。雛人形を処分する方法は捨てる以外にもいろいろあり、人形の状態次第では欲しい人に譲るなどして誰かの役に立てる可能性があります。
人形に汚れや傷がないか、付属部品は揃っているかを丁寧に観察しながら飾ってみてまだ使えると思えば、処分する選択の幅が広がります。買取を検討している人は、人形の入っていた箱にもきれいに拭いておけば、価値がでてきますね。
雛人形をゴミとして処分しても大丈夫?
雛人形を手放す場合、雛人形をゴミとして処分することは、一般的には望ましくありません。
雛人形は日本の伝統的な文化的価値を持つものであり、人の形を象ったものでもありますから、最後まで丁寧に見送ることをおすすめします。
ゴミとして処分する代わりに、まずは寄付したり再利用したりする方法を検討しましょう。
あまりにも古くなってしまったり、どうしても処分するしかない場合でも、地域の廃棄物処理規則やゴミの分別方法を確認し、正しい方法で処理するようにしてください。
雛人形の処分方法7選
雛人形の処分方法にはどのような選択肢があるのでしょうか?
ゴミとして処分することは最終手段として考えながら、その他に考えられる処分方法をご紹介します。
考え方は人それぞれですから、供養するか、業者に引き取ってもらうかなど、ご自身の感覚に合った方法を選ぶとよいでしょう。
- 処分方法①人形供養やお焚き上げをする
- 処分方法②人形供養代行サービスを利用する
- 処分方法③専門店や買い取り業者を利用する
- 処分方法④自治体のリサイクルセンターに持ち込む
- 処分方法⑤ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 処分方法⑥親族や友人に譲る
- 処分方法⑦ひな祭りイベントや必要としている団体に寄付する
処分方法①人形供養やお焚き上げをする
エコ助っ人スタッフ
お焚き上げをすることは、雛人形を尊重するための方法であり、人形供養や伝統的なお焚き上げを通じて、心を込めて送り出すことができます。
人形供養では、神職のもとでお祓いやお経が行われ、人形に感謝の気持ちを捧げます。
お焚き上げでは、お祓いを受けた雛人形を燃やし、煙と共に形見を送る儀式が行われます。
この方法によって、雛人形の尊厳を保ちながら、感謝と敬意を表すことができます。
処分方法②人形供養代行サービスを利用する
エコ助っ人スタッフ
選択肢として、人形供養代行サービスというものがあります。
人形供養に特化した専門のサービスを利用することで、はじめて処分する場合でも、雛人形の適切な供養が可能です。
経験豊富な専門家が手続きや処理を代行し、神職によるお祓いやお経の読み上げ、心を込めた供養の儀式を行います。
専門家の助けを借りることで、雛人形への感謝と敬意を大切にしながら、適切な形で送り出すことができるでしょう。
処分方法③専門店や買い取り業者を利用する
エコ助っ人スタッフ
雛人形の状態がよく、価値がつく場合は専門店や買い取り業者に相談することで、適切な評価と買取りをしてもらうことができます。
専門の知識を持つ人々が雛人形の歴史や価値を評価し、適正な金額で買い取ってくれます。
また、買い取り業者を通じて他の愛好家に譲ることも可能です。
受け渡しなどは少し手間がかかりますが、心を込めて1体ずつ作られたものですから、雛人形が新しい所有者のもとで再び愛される機会があれば、作り手も持ち主も嬉しい選択肢ではないでしょうか。
処分方法④自治体のリサイクルセンターに持ち込む
地域の廃棄物処理規則に従い、自治体のリサイクルセンターに持ち込むことも可能です。
雛人形には、本体や装飾にさまざまな素材が使われています。
リサイクルセンターでは、雛人形を適切に分別し、再利用やリサイクルが可能な部分を回収・処理します。
素材ごとに分別し、適切な方法で処分されるため、環境にも配慮した方法で処理することができます。
自治体のガイドラインや指示に従い、リサイクルセンターへの持ち込み手続きを行いましょう。
処分方法⑤ネットオークションやフリマアプリに出品する
中古で雛人形を譲り受けたいという人に、ネットオークションやフリマアプリを利用して出品することも有効な選択肢です。
詳細な商品情報や綺麗な写真を掲載し、適切な価格設定を行いましょう。
購入希望者とのやり取りを通じて、雛人形を新しい所有者に譲ることができます。
ただし、繊細な製品ですから、梱包や発送などの手続きには注意が必要です。
安全な取引と円滑な手続きを確保するため、信頼できる取引相手を選ぶことが重要です。
処分方法⑥親族や友人に譲る
雛人形を大切な人に譲ることで、その価値と伝統を継承することができます。
親族や友人の中でお子様が生まれた方など、雛人形を欲しい方に直接譲ることで、愛着のある場所に引き継がれます。
譲る際には、製品状態をあらかじめ共有し、受け渡し方法なども事前にすり合わせておくことで、スムーズに手続きが進むでしょう。
親族や友人であれば、コミュニケーションも円滑に進みますし、譲り先としても信頼がおけますよね。
処分方法⑦ひな祭りイベントや必要としている団体に寄付する
雛人形をひな祭りのイベントや文化行事で使用している団体に寄付することも、タイミングによっては可能です。
子供たちが利用する施設や、地域の共有施設など、子供たちや地域の人々にも喜んでもらえるかもしれません。
寄付先を選ぶ際には、団体や施設が雛人形を適切に管理し、活用しているかを確認することが大切です。
処分を検討する前に、最寄りの施設やゆかりのある施設など、受け入れ先がないか探してみましょう。
雛人形を処分する際は必ず供養を
雛人形を処分する際は、必ず供養をするようにしましょう。
長年大事にしてきた大切な雛人形ですから、最後まで丁寧に向き合うことが大切です。
供養が必要な理由と、そのやり方をご紹介します。
なぜ供養が必要なのか
雛人形は日本の文化や伝統に深く根ざしており、人形には魂が宿ると考えられているほど、人々にとっては大切な存在です。
供養は、その尊さを認識し、感謝の気持ちや敬意を示すために行われます。
また、供養によって形見を適切に送り出し、心の中で雛人形への思いを整理する機会ともなります。お札やお守りなどと同じように捉え、しっかり供養することが大切です。
自宅で人形供養をする方法
自宅で雛人形の供養を行う方法としては、まず心の中で感謝の気持ちを捧げることが重要です。その後、手順に沿ってご自身で供養することも可能です。
雛人形を譲渡・寄付する際の注意事項
- ①雛人形やガラスケース・部品に汚れや破損はないか
- ②雛人形やケース等に名前などが記載されていないか
雛人形を譲渡・寄付する際は、円滑にやり取りを進めるためにも、寄付先に喜んで受け取ってもらうためにも、ケースや部品に汚れや破損がないかあらかじめしっかり確認しておきましょう。
もしも目立った汚れなどがある場合は、事前に伝えたうえで了承をもらうことをおすすめします。
また、ケースなどに名前が記載されている場合もあるかもしれません。
しっかりと次の持ち主に引き継ぐためにも、消せるものはあらかじめ対処しておきましょう。
雛人形の付属品の処分はどうする?
雛人形の付属部品は小さな部品になるので、通常の自治体のゴミだしにだしても問題ありません。燃えるもの燃えないものを分別して自治体ルールに従ってごみだししましょう。
付属部品単体での供養は代行を断られることがあります。部品の供養は必ずするべきことではありませんが、ご自宅でお清めして布などで包めば安心して処分できます。
付属パーツによってはアクセサリー材料やミニチュア・ジオラマ作製に再利用されていますので、付属部品のみでもフリマアプリやネットオークションでの出品は可能です。
ガラスケース入りの雛人形の処分方法
ガラスケース入りの雛人形は処分が難しいですよね。ガラスケースは不燃ごみになるので、分別して処分しましょう。
供養にだすときはガラスケースがついていると断られやすいです。ケース入りで引き渡せることもありますが、ケースの分サイズが大きくなり費用は高くなります。
本章ではガラスケース入りの雛人形の処分方法を紹介します。
自治体の粗大ごみとして処分する
自治体の粗大ごみで処分する場合には、自治体の粗大ごみ基準を満たしているか確認してからごみにだしましょう。粗大ごみ基準は自治体により違いはあり、一般的にサイズ30㎝以上を粗大ごみとしている地域が多いです。
粗大ごみにだすと費用を抑えて処分できますが、収集に予約が必要であったり収集日が年に数回しかないなどのデメリットもあります。ガラスケースの取り外しができたら、小分けにして通常のごみ収集日にだしたほうがすぐに処分できるかもしれません。
不用品回収業者に依頼する
分別が面倒な場合や他にも処分したい品があるときは不用品回収業者にまとめて回収にきてもらいましょう。不用品回収業者は搬出・分別不要で手間がかからないというメリットがあります。
業者によっては年中無休営業で電話をしてから最短即日に回収にきてくれます。平日日中は忙しいという人・休みの日が限られている人にもすぐに処分できて利用しやすいですよ。
回収依頼の際には複数社から見積もりをだしてもらうと、安い業者を選べるだけでなく、不用品回収業者を装った悪質な業者対策にも有効です。
雛人形の処分にかかる費用相場
雛人形の処分にかかる費用相場は、方法によってさまざまです。供養とお焚き上げをしてもらう場合は、神社やお寺によっても相場は異なりますが、5,000〜30,000円ほどをお納めすると良いでしょう。
人形供養・お焚き上げ | 5,000〜30,000円 |
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不用品回収業者に処分を依頼 | 8,000〜15,000円 |
自治体のゴミとして処分 | 400〜2,000円 |
不用品回収業者に処分を依頼する際は、雛人形だけでなくその他の不用品も併せてトラック1台分として支払うケースが一般的です。軽トラック1台を想定した場合、8,000〜15,000円が相場となります。
自治体のゴミとして処分する場合、サイズによって異なりますが、400〜2,000円の処分料がかかると考えておくとよいでしょう。
雛人形の処分で不用品回収業者を選ぶ際のポイント
不用品回収業者を選ぶ際はどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?
たくさんの不用品回収業者がありますが、選ぶ際には料金や許可など、スムーズに処分するためにも必ずチェックしておきたいポイントがあります。
大切な4つのポイントに絞ってご紹介します。
- ポイント①買取サービスの有無
- ポイント②一般廃棄物収集運搬業許可または古物商許可を持っているか
- ポイント③料金設定が明確か
- ポイント④できれば複数社に見積もりを取って比較検討を
ポイント①買取サービスの有無
不用品回収業者を選ぶ際には、買取サービスの有無を確認しましょう。
買取サービスがある業者は、不要な品物を買い取ってくれるため、費用の一部を回収することができます。
買取対象や買取価格、手続き方法などを確認し、適切な評価と査定を受ける業者を選ぶことが重要です。
買取サービスがある場合は、あらかじめ買取対象を業者に伝え、どのぐらいの金額で買い取ってもらえるかを確認しておきましょう。
ポイント②一般廃棄物収集運搬業許可または古物商許可を持っているか
不用品回収業者を選ぶ際には、必ず一般廃棄物収集運搬業許可または古物商許可を持っているかを確認しましょう。
これらの許可を持つ業者は、法的な要件を満たし、廃棄物や古物の処理に関して適切な手続きを行っています。
また、環境への配慮や法律遵守が担保されるため、信頼性が高い業者を選ぶことができます。
大切にしてきた雛人形を安心して預けるためにも、許可を持つ業者を選びましょう。
ポイント③料金設定が明確か
エコ助っ人スタッフ
不用品回収業者を選ぶ際には、料金設定が明確であるかを確認しましょう。
後々の追加費用や不明瞭な請求を避けるためにも、ホームページなどで料金設定の記載があるかを確認しておくことは重要です。
業者によって料金の計算方法や項目が異なる場合もありますので、具体的な料金体系や料金に含まれるサービスの範囲を確認しましょう。
また、明確な料金設定を持つ業者を選ぶことで、予算を把握しやすいだけでなく、安心してサービスを利用することができます。
ポイント④できれば複数社に見積もりを取って比較検討を
不用品業者を選定する際は、できれば複数の業者から見積もりを取り、比較検討することがおすすめです。
複数の業者から見積もりを取ることで、料金やサービス内容、対応の質などを比較することができます。
また、見積もりを通じて業者とのコミュニケーションも取ることができ、信頼性や安心感を確認することができます。
最終的な選択をする前に複数の見積もりを比較し、自身のニーズや予算に最適な業者を選ぶことが大切です。
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エコ助っ人スタッフ
雛人形の処分方法まとめ
- 雛人形は処分する前に供養した方が良い
- 一番簡単な処分方法は、不用品回収会社への依頼
- おすすめの不用品回収業者は「ECO助っ人」
この記事では、雛人形の処分方法・捨て方を詳しくご紹介いたしました。
雛人形の捨て方に迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事の参考に、雛人形を手軽に処分しましょう。
雛人形の捨て方として、一番簡単な方法が不用品回収業者の利用です。
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