ハードディスクの処分方法5選!中身のデータ処分の方法や注意点も紹介
Aさん
使わなくなったハードディスクを処分したいけど、どのように処分すればいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。実は、ハードディスクは不燃ごみとして処分することが可能です。
ただしセキュリティの観点からハードディスクを処分する前にはデータの消去が必須となります。この記事では、ハードディスクのデータ消去方法や、不燃ごみとして処分する以外の処分方法も詳しく解説します。
方法によって手間や費用が異なるので、この記事を参考にご自身に合った処分方法を見つけてくださいね。
目次
ハードディスクを処分する前に知っておきたい注意点
ハードディスクではさまざまなデータを管理するため、個人情報や機密情報などを保存している場合があるでしょう。しかし、ハードディスクを処分するためにデータを初期化しても、一度保存されたデータは完全には消えないことをご存知でしょうか。
実はハードディスク内のデータは一度削除したものも復元できる可能性があるのです。そのため、セキュリティの観点から必ずデータを完全に消去してから処分するようにしましょう。
Bさん
エコ助っ人スタッフ
ハードディスクを処分するタイミングは?
ハードディスクは適切に処分しないと、残ったデータを悪用をされたり個人情報を残したまま売却してしまったりなど、後々大変なことになりかねません。ではハードディスクを処分するタイミングはいつなのでしょう。
まずはハードディスクを処分する具体的なタイミングについて解説していきます。自分の使っているハードディスクは処分すべきなのかどうか確認してください。
ハードディスクには使用期限はある?
ハードディスクには内蔵型と外付け型があります。内蔵型と外付け型それぞれで使用期限が異なるので説明しましょう。
まずは内蔵型のハードディスクについて、使用期限は3年~4年ほどになります。時間で言うと約26,000時間~35,000時間が使用期限といわれています。
外付けハードディスクの使用期限については約3年ほど、約10,000時間が使用期限となります。外付けタイプは内蔵型に比べ寿命が短い傾向にあるため、使いすぎには注意が必要です。
今後パソコンを購入する際は、ハードディスクの規格も視野に入れて購入するとよいでしょう。
パソコンの動作が鈍化したと感じるとき
パソコンの動作が鈍化したと感じた時は、ハードディスクの劣化が考えられます。パソコンの動作が鈍化するのはハードディスクの異常が確認できるわかりやすい例です。
また、読み込みや保存にあまりにも時間がかかる場合は、ハードディスクの劣化がとくに激しいと考えられます。データが破損する前にバックアップなどをとっておきましょう。
必ずハードディスクが完全に壊れてしまう前に、買い替えなど対応を取るようにしてください。買い替えまでパソコンを触らないようにすると劣化を抑えることが可能なので、検討しましょう。
データの破損やエラーが頻繁に起こるとき
データの破損やエラーが頻繁に起こる場合、ハードディスクの劣化が激しいといえます。続けて使用すると完全に壊れてしまい、動作しなくなる可能性も十分に考えられるでしょう。
ハードディスクのファイルシステムが壊れることを「論理障害」と言い、場合によっては修正が可能です。しかしデータを上書きする形で保存した場合は、復旧は不可能となります。
あまりにもデータの破損やエラーが頻繁に起こる場合は、ハードディスクの交換・処分を検討しましょう。
水に落としたなどの物理的な破損が生じたとき
水に落とした、強い衝撃を受けたなどの「物理的」な破損が生じ、正常な動作が不可となることを「物理障害」と言います。そして物理障害が起きてしまった場合、ほぼ修復は不可能です。
ハードディスクは精密機械のため、少しでも破損があると使用できなくなります。普段からパソコンを落とす危険のある場所で使用しないよう、十分に管理することをおすすめします。
また壊れてしまったハードディスクは早めに処分を検討しましょう。
聞きなれない音や臭いがするとき
ハードディスクから異音や異臭がする場合、ハードディスク内部の部品が破損していると考えられます。また酷い場合はパソコンから煙が出たり、焦げたような臭いがしたりするでしょう。
煙が出た場合は直ちに使用をやめ、換気をするようにしてください。そして異常のあったハードディスクは適切に廃棄するようにしましょう。
放置すると火災に発展する危険性もあります。できるだけ早めに処分を検討しましょう。
エコ助っ人スタッフ
ハードディスクを処分する方法5選
しっかりと中のデータを削除したら、実際にハードディスクを処分する方法を見ていきましょう。ハードディスクを処分するには、自分や業者にて捨てる方法のほか、売却する方法もあります。
ハードディスクの状態や処分にかけられる時間などに合わせて選んでみてくださいね。
- 自治体で不燃ごみとして捨てる
- メルカリやリサイクルショップで売却する
- 小型家電として回収ボックスに捨てる
- 購入した販売店の回収サービスを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
処分方法①自治体で不燃ごみとして捨てる
1つ目の方法は、自治体で不燃ごみとして捨てる方法です。ほとんどの自治体でハードディスクは不燃ごみに当てはまります。
ハードディスクの素材上、粗大ごみでしか処分できないと勘違いしている方もいるでしょうが、30cm以内に収まるごみは不燃ごみとして扱われることが一般的です。ただし自治体によってどのごみとして取り扱われるかは異なるので、事前に自治体へ確認しましょう。
例えば、大阪市ではハードディスクは普通ごみまたは粗大ごみとして扱われる一方で、福岡市では小型家電回収ボックスでの処分または回収ボックスに入らないサイズの場合は不燃ごみとして取り扱われています。
処分方法②メルカリやリサイクルショップで売却する
ハードディスクが比較的新しくまだ使用できる場合は、ごみとして処分するのではなくメルカリやリサイクルショップなどで売却する方法もあります。他の処分方法と異なる点は、売上として還元されるため利益につながるところです。
ハードディスクは最新型の方が売れやすい傾向にありますが、古いハードディスクでも希少価値が高ければ売れる可能性はあります。フリマアプリで同じ型のハードディスクがいくらで売れているかあらかじめチェックするとよいでしょう。
売却の際は手数料や送料もかかるため、最終的にどれくらいの利益になるのか考えたうえで売却しなければ「実質0円の利益だった」となる可能性もあります。販売手数料や送料を含めて金額を設定しましょう。
また、売却する場合はより慎重にデータの取り扱いを行わなければいけません。データを確実に消去してから売却しましょう。
処分方法③小型家電として回収ボックスに捨てる
自治体によっては、ごみとしての処分ではなくリサイクル家電として回収を推奨している場合もあります。ハードディスクを回収してもらうには、自治体の施設内に設置された小型家電用の回収ボックスに入れましょう。
回収ボックスでは、ハードディスク以外にもスマートフォンやゲーム機・デジタルカメラなども投函できるので他にも回収するものがないかチェックしてみるとよいでしょう。回収ボックスが設置されている施設まで持ち込む手間はかかりますが、自治体によってはデータの消去も任せられる場合があるのでお住いの自治体のHPなどで確認してみてください。
処分方法④購入した販売店の回収サービスを利用する
新しいハードディスクを購入するタイミングで処分するのであれば、購入する販売店で回収してもらったりメーカーに回収を依頼する方法があります。販売店では処分費用が500~1,000円程度かかりますが、メーカーでは無料で回収してくれる可能性もあります。
なぜなら、メーカーの場合は2001年以降に発売されたパソコンに内蔵されているハードディスクであれば、無料の回収を義務付ける法律があるからです。お持ちのハードディスクの種類が該当しているかチェックしてみるとよいでしょう。
ただし、メーカーに発送する際の送料はかかる場合があるので注意が必要です。そのほか販売店やメーカーでの回収であれば、データ消去まで任せられる場合がある点もメリットと言えます。
処分方法⑤不用品回収業者に依頼する
手間なくハードディスクを処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。他の手段に比べ、圧倒的に自身での手間がかかりません。
不用品回収業者なのでハードディスクだけでなく、他にも処分したいものがある場合はまとめて依頼するとよいでしょう。処分を依頼する際はデータは自分で消去する必要があるのか、または業者側で消去してくれるのか必ず確認してください。
ただし、高額請求をしてくるような悪質業者でないか見極める必要があります。見積もりの際に作業は丁寧であるか、料金の内訳が分かりやすいかなど確認してから決めるとよいでしょう。
エコ助っ人スタッフ
ハードディスクを処分する際のトラブルとは?
ハードディスクを処分する際、場合によってはトラブルが発生するケースもあります。しかし起こりうるトラブルを事前に知っておくことで回避可能です。
ハードディスクの処分時に余計なトラブルを発生させないように、以下の方法は覚えておくようにしましょう。では具体的に解説していきます。
- ハードディスクの取り出し方がわからない
- ハードディスクの消去のしかたがわからない
ハードディスクの取り出し方がわからない
ハードディスクはパソコンの内部に格納されています。したがってパソコンを分解して取り出す必要があるでしょう。
しかしハードディスクの取り外しは、ノートパソコンやデスクトップパソコンで異なります。また機種や型番によっても変わるため、持っているパソコンの型番など調べる必要があります。
型番は取扱説明書で確認できます。取扱説明書が無い場合はインターネットで調べるか、取扱店舗に相談してください。
ハードディスクの取り出しに失敗しないよう、それぞれ確認しておくようにしましょう。
ハードディスクを取り出すための事前準備
ハードディスクを取り出す際には、いくつか事前に準備しておくことがあります。最初に、パソコンに接続されているプラグはすべて抜いておくようにしましょう。
またパソコンの電源も必ず切っておく必要があります。突然ハードディスクを抜くとデータ破損の恐れや、最悪データがすべて消える危険性もありますので、取り扱いには注意が必要です。
エコ助っ人スタッフ
ハードディスクを取り出す手順
ハードディスクを取り出す際は、まずパソコン裏のネジを外します。全てのネジを取り外したら、その後蓋を取り外しておきましょう。
ハードディスクを見つけたら本体とつながっている部分のネジをすべて外します。ネジやネジ穴を壊さないよう、取り外す際は慎重に行なってください。
そしてハードディスクにつながっているケーブルをすべて外せば、取り出すことが可能です。作業中、重要な配線を切ってしまわないように注意して取り外しましょう。
ハードディスクの消去のしかたがわからない
ハードディスクを処分する際は、データの消去をする必要があります。しかしパソコンに慣れていない場合は、消去が難しい場合もあるでしょう。
またデータ消去をする場合、正しい知識を知っておかないと完全に消去できない場合があります。譲渡する場合や売却する場合はデータ復旧されてしまうと、個人情報など見られてしまうので注意が必要です。
次の項目から具体的に、ハードディスクの消去方法を解説します。ハードディスクのデータ完全消去方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ハードディスクのデータ消去方法
ハードディスクを処分する前には、自分でデータを消去するのが一般的です。個人情報が流出しないよう、確実に消去してから処分しましょう。
ここからは、データの処分方法をご紹介します。どの方法が自分に合うか検討してみてください。
物理的に破壊する
まずは、物理的にハードディスクを破壊する方法です。「データの消去」とは意味が異なりますが、破壊することでデータを閲覧できなくなります。
自分でハードディスクを破壊するにはハンマーで叩き割ったり、水没させたりしても意味がありません。内部の「プラッタ」と呼ばれる部位を破壊しなければ完全にデータが閲覧できない状態にはならないのです。
プラッタを破壊するには自分で破壊する方法と専門業者に依頼する方法がありますが、自分でハードディスクを破壊したい場合は電動ドリルを用いて、プラッタが粉々になるまで徹底的に破壊しましょう。破壊する際は破片が飛び散って怪我をしたり、騒音が発生するなどリスクもあるので注意が必要です。
一番手軽な破壊方法として、DVD用のシュレッダー等で粉砕することが可能です。怪我のリスクもなく、音も最小限で済みますので自宅にDVDシュレッダーがある方は使ってみてください。
ハードディスクを水没させても専門業者などによって復元が可能です。
データ消去ソフトを使って消去する
ハードディスクを売却したり再利用したりする場合は、データ消去ソフトを使ってデータのみを消去する方法がおすすめです。冒頭でも説明した通り、一度記録されたデータはゴミ箱に入れたり初期化したりしても完全には消えません。
データ消去ソフトでは、暗号のような文字列でデータを上書きし元のデータを読めないようにします。無料のソフトのほか、有料のソフトなどさまざまなものが流通しているので、ご自身に合ったソフトを選んでみてください。
この方法であれば、ハードディスクが傷つかずにデータを消去できます。ハードディスクを売却したり再利用する場合はこの方法でデータを削除しましょう。
量販店などにデータ消去を依頼する
自分でデータ消去するのが面倒だという方は、量販店などにデータ消去を依頼する方法がおすすめです。業者によっては、データ消去後に「データ消去証明書」を発行してくれる場合もあるので安心して任せられます。
ビックカメラでは1,500円程度、ヤマダ電機ではパソコン回収時に限り無料で消去が可能ですよ。処分したいハードディスクの量が多い場合はお近くの家電量販店などに相談してみましょう。
強磁気を使ってHDDの内部を破壊する
データを消去するには、強磁気を使用する方法も検討してみるとよいでしょう。強磁気を用いてデータを消去すると、破壊と同じくデータを復元できなくなります。
データ消去のしくみは、データを記録する「プラッタ」を取り出し、強磁気で磁気の向きを同じ方向に整えることでデータが消去されます。ただし、この方法はかなり強力な磁石でないと消去できません。
徹底的に消去したい場合は、物理的な破壊方法やデータの上書きなどを組み合わせることもできます。データを消去したハードディスクはリサイクルが可能です。
ハードディスクの回収サービスがある家電量販店
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ヤマダ電機
家電量販店でハードディスクを処分・回収してもらうには上記店舗に持ち込むとよいでしょう。ビックカメラであれば、ハードディスクの破壊を1,500円~(税込)で行ってくれます。
証明書の発行はされませんが、目の前で破壊してくれるので安心して依頼できるでしょう。ヤマダ電機は破壊証明書付きで5,500円(税込)です。
ヨドバシカメラではデータ消去は受け付けていませんが、使用済み小型家電の回収を行っています。費用は3辺の合計サイズまたは重量によって異なり、100cm以下で10kg以下のハードディスクなら550円(税込)で回収が可能です。
家電量販店によっては、パソコンからハードディスクを取り外した状態でないと受け付けてもらえない場合があります。自分で取り外しできない場合は別料金となる可能性があるので、その点も確認してから依頼するとよいでしょう。
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ハードディスクを処分するには、処分前のデータ消去が必須です。処分したいと考えている方は、この記事を参考にデータ消去をしてから処分しましょう。
ハードディスクの状態によってはフリマアプリやオークションで売却することも可能です。しかし、希望通りの価格で売れなかったり、やりとりの手間がかかったり面倒に感じる方もいるでしょう。
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エコ助っ人スタッフ
【まとめ】ハードディスクを正しく捨てよう
この記事では、ハードディスクの正しい捨て方などを中心にご紹介しました。ハードディスクは、さまざまな個人情報やデータが保存されているため、適切に処分しないと大切な情報を漏洩してしまうことになるため危険です。
「何年も前のものだし」といって、中身も確認せずそのまま捨てるということがないようにしましょう。大量のハードディスクの処分やデータの削除に困っている場合は、まずはECO助っ人にご連絡ください。
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