カセットボンベの適切な処分方法は?注意点やポイントも解説!

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寒い季節やキャンプ等のアウトドアライフでもカセットコンロの利用が盛んになっていますが、カセットコンロ等の燃料として使用されるカセットボンベの処分方法を知っていますか?カセットボンベのなかには、燃焼性のガスが充填されているため、適切な方法で処分する必要があります。
本記事では、液化ガスを使用しているため、火災などのリスクが存在するカセットボンベの危険性を回避することができる処分方法を解説します。
目次
カセットボンベの使用期限は?
カセットボンベは、いつまでも使えるという考えを持っている方も多いのではないでしょうか?カセットボンベを安全に使うために、使用期限が設けられています。
本章では、カセットボンベの使用期限と確認方法・危険性・使用を控えることを推奨するカセットボンベの特徴を説明します。
カセットボンベの使用期限・確認方法
気密性を維持するためにカセットボンベには、ゴムが部品として使われています。ゴムには、全く使用しなくても年数が経過すると硬くなる経年劣化という特性があることをご存知ですか?
そのため、ゴムの劣化を考慮して一般的に各メーカーが推奨しているカセットボンベの使用期限は、約6年から7年に規定されています。カセットボンベの使用期限なのですが、カセットボンベの底に記載されている製造年月日を見ることで調べることが可能です。
製造年月日の記載方法は、2013年10月以降は8桁の数字ですべてのメーカーで統一されており、『20231010』であれば2023年10月10日に製造されたことになります。
エコ助っ人スタッフ
古いカセットボンベの危険性
時が経っているようなカセットボンベは、気密性を保つために使用されているゴムパッキンが経年劣化により硬くなり、破損している可能性があります。そのため、時が経たようなカセットボンベは、気密性を保つことができずガス漏れをする危険性があります。
時が経たようなカセットボンベをガス漏れに気が付かずに使用すると、ガスに引火する可能性が考えられます。また、ガス漏れをしているカセットボンベは異臭がするため、普段と違う臭いを感じたときは使用を中止しましょう。
使用を控えた方が良いカセットボンベの特徴
基本的に製造から7年以上経過したカセットボンベは使用しないことをおすすめします。カセットボンベの使用期限である7年を経過していなくても、保管状況によっては使用しない方が良いケースもあるため気を付けてください。
使用を回避することをおすすめするカセットボンベの特徴は、カセットボンベの一部が破損もしくは、ゆがんでいる・カセットボンベの先端にサビがみられる・全体がさびている状態がみられるものです。使っていないからといって、保管状態が悪いものを使用すると大変危ないので注意してください。
エコ助っ人スタッフ
カセットボンベの正しい保管方法
カセットボンベの危険性を回避するために、カセットコンロから取りはずした状態で保管しましょう。カセットボンベをカセットコンロに取り付けた状態が長期間続くと、ガス漏れや異常な燃焼を招くおそれがあります。
カセットボンベのキャップは、先端の破損などを防ぐためにきちんとセットし、湿気が少なく直射日光などでカセットボンベの内部の温度が上昇しないような屋内での保管が必要です。また、気温の寒暖差が激しい場所や棚の上などの安定性のない場所に、カセットボンベを置かないようにしましょう。
エコ助っ人スタッフ
カセットボンベのガス抜き方法
カセットボンベを処分する場合は、基本的にガス抜きが必要です。自治体によってはガス抜きが不要な自治体もありますが、一般的なガス抜きの手順を紹介します。
まちがった方法でガス抜きを行うと、体調不良をおこしたり、発火や爆発するといった危険を伴いますので十分注意したうえでガス抜きを実施しましょう。
カセットボンベを処分するときの注意点
引火性のある液化ガスを圧縮し充填を行ったものがカセットボンベです。そのため、カセットボンベの処分方法を間違えると、引火したり爆発する可能性があります。本章では、カセットボンベを安全に処分するためにとくに注意すべき点を紹介します。
- 注意点①中身がある状態で穴を開けない
- 注意点②自動車やバイクの近く・屋内でガス抜きをしない
- 注意点③キッチンや火気のある場所でガス抜きをしない
注意点①中身がある状態で穴を開けない
カセットボンベの穴あけ作業は、必ず中身を使い切った状態で行いましょう。カセットボンベを振ってみたときに「サラサラ」という音がすることは、まだガスが中に残っているという証拠です。
カセットボンベの中身が残っている状態で穴をあけると、中身のガスが一気に噴出し、とめることができなくなります。中身がたくさん内部に残留している場合は、ガスを吸い込んだり近くに火気があると引火する可能性があるため大変危険です。
カセットボンベに穴をあけるときは、缶内部から「サラサラ」という音が聞こえないことを何度も確認した後、周囲に火の気がないことを見極めて行いましょう。
注意点②自動車やバイクの近く・屋内でガス抜きをしない
自動車やバイクの近くで、カセットボンベのガスを抜く作業は行わないことが重要です。自動車やバイクには、燃焼性の高いガソリンが燃料として使われています。
駐車場や車道の近くでは、カセットボンベのガスに引火するリスクが考えられるため、カセットボンベのガスを抜く作業をすることはおすすめできません。また、屋内は周囲を壁で囲まれている特性上、空気より重いガスが屋内に溜まりやすく大変危険です。
ガスを抜いたときにすぐ換気をしたとしてもガスが抜けにくい状態が続くため、必ず風通しの良い屋外でガス抜きをしましょう。
注意点③キッチンや火気のある場所でガス抜きをしない
コンロなどに引火してしまうと爆発や火災になりますので、キッチンや火気のある場所でのガス抜きは避けましょう。
カセットボンベに使用されているガスは、燃焼力が強いためとても引火しやすい性質を持っています。そのため、キッチンや火気のある場所でのガス抜きは、ガスに引火するリスクがとても高くなります。
とくにキッチンは近くにコンロなどを使用するような火を取り扱う場所ということに加え、屋内にあるため抜いたガスが下方に溜まりやすい状態になっています。
カセットボンベの処分方法3選
間違った方法で処分すると爆発や火災が憂慮されるカセットボンベは、ケガの原因なるリスクがとても高い製品です。そのため、カセットボンベを安全かつ的確に処分することが求められています。
本章では、カセットボンベをより安全で的確に処分するための3つの方法を解説します。
- 処分方法①自治体のゴミとして処分する
- 処分方法②リサイクルショップに売却する
- 処分方法③不用品回収業者に依頼する
処分方法①自治体のゴミとして処分する
カセットボンベは、各自治体の一般ゴミとして回収しています。ただし、カセットボンベをゴミとして自治体に出す場合は、自治体によってカセットボンベの出し方のルールが決められています。
カセットボンベはルールを守らずにゴミとして出した場合、清掃車の火災や爆発につながるかもしれません。そのため、カセットボンベをゴミとして自治体のゴミ回収の時に出す場合は、事前に各自治体のHPでカセットボンベを出すときのルールを確認し、各自治体のルールに従ってゴミとして出します。
自治体名 | ゴミ区分 | 処分方法 |
---|---|---|
東京都大田区 | 資源ゴミ | 中身の見える袋に入れる。ガスを抜いて出すことが必須条件。缶の穴あけは不要。 |
大阪府大阪市 | 資源ゴミ | 中身の見える透明な袋にカセットボンベのみ入れる。必ずガスを抜いてから出す。缶の穴あけは不要 |
徳島県徳島市 | 燃えないゴミ | 必ず中身を使い切るかガスを抜いてから缶に穴をあけ、他の燃えないゴミとは別にして出す |
処分方法②リサイクルショップに売却する
カセットボンベを処分する方法のひとつは、リサイクルショップに売却することです。カセットボンベは特殊な製品であるため、すべてのリサイクルショップが取り扱っているわけではありません。
リサイクルショップの中でもカセットコンロを取り扱っている店舗は、カセットボンベを買い取ってくれる可能性があります。カセットボンベをリサイクルショップに売却する場合は、事前に電話で売却できるかを確認しましょう。
また、リサイクルショップで売却できるカセットボンベは、使用期限が残っており未使用の場合がほとんどといえます。
処分方法③不用品回収業者に依頼する
カセットボンベを処分するときにカセットコンロやほかにも一緒に処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者へ依頼しましょう。不用品回収業者に依頼することで、使用期限の切れた古いカセットボンベやまだ中身が残っているカセットボンベの回収も可能です。
さらに、不用品回収業者に回収してもらうことで面倒なガス抜きをする必要がなく、ガス抜きに不安のある人も安心してカセットボンベを出すことができます。不用品回収業者へ依頼すると回収費用が必要になりますが、ほかの不用品と一緒に処分することができることがメリットといえるでしょう。
カセットボンベの処分にかかる費用相場
カセットボンベは、処分する方法によりかかる費用が異なります。ただし処分方法ごとに、さまざまなメリットやデメリットなどがありますので、予算や自分の都合に合わせた処分方法を選ぶことがポイントです。
以下がカセットボンベの処分方法ごとの処分費用です。
自治体のごみとして処分する | 無料もしくは数十円程度 |
---|---|
リサイクルショップに売却する | リサイクルショップへ問い合わせください |
不用品回収業者に依頼する | 500円から |
カセットボンベを処分する場合、費用だけを考えるのであれば自治体に資源ゴミもしくは燃えないゴミとして出す方法が最も安価に出すことができるといえるでしょう。ただ、自治体に出すときは、お住いの自治体のHPでカセットボンベの出し方を確認することが大切です。
リサイクルショップへ売却することができるカセットボンベは、未使用で使用期限内の製品に限られています。また、カセットボンベの買取価格は、リサイクルショップによって違うため直接リサイクルショップに問い合わせることをおすすめします。
不用品回収業者へ依頼する際はカセットボンベだけでの回収も可能ですが、ほかにも処分したい不用品があればさらにお得に処分できるでしょう。
カセットコンロの処分方法は?
カセットボンベだけではなく、カセットコンロにも使用期限があることをご存知ですか?カセットコンロもカセットボンベと同様に部品の一部にゴムが使用されているため、経年劣化を考慮するとカセットコンロの使用期限は約10年です。
カセットコンロの処分方法は、未使用で使用期限内であればリサイクルショップで売却できる可能性があります。また、各自治体でもカセットコンロの回収を行っていますが、それぞれの自治体によって回収方法が異なっているため、自治体のHPで確認しましょう。
もちろん、不用品回収業者に回収を依頼することができます。ほかにも回収を依頼したい不用品をカセットボンベと一緒に回収してほしい場合、面倒な手続きなどがなく安心して処分を任せることができる不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者を選ぶ際の手順・ポイントを解説
多くの不用品回収業者があるため、「カセットボンベの回収を依頼したいけれど、どの不用品回収業者を選べばいいのか分からない」という方が多いのではありませんか。本章では、不用品回収業者を選定する際の手順と信頼できる不用品回収業者を選ぶためのポイントを紹介します。
①処分したい物の品目と量をチェック
不用品回収業者に依頼すると、必ず利用料金が必要になります。まず、処分したい品目と量がどのくらいあるのかを確認しましょう。
不用品の処分を不用品回収業者に依頼する際、処分したい品目と量は利用料金が決まる基準となります。不用品の処分費用は、エアコンや冷蔵庫などの家電リサイクル法対象製品と対象外の製品とは利用料金に違いがあるため、品目の確認は重要な事前作業となります。
また、割安の定額プランを利用した方が安くなる場合もありますので、不用品の量のチェックも重要な項目といえるでしょう。
不用品の品目と量のチェックの際は、追加依頼をしないで済むようにしっかり確認することが重要です
②不用品回収業者をいくつかピックアップする
不用品回収業者の選定でとくに大切なことは、ひとつの不用品回収業者だけでなく複数の不用品回収業者をピックアップすることです。不用品回収業者によって、対応できる地域や回収品目・内容が違っている場合があります。
自分の住んでいる地域は対応地域なのか、回収してもらいたい不用品を取り扱っているのかを確認しながら、不用品回収業者を選定しましょう。そのため、ピックアップした不用品回収業者の中から、さらに自分のニーズに合った不用品回収業者を選ぶことをおすすめします。
不用品回収業者をピックアップするときは、対応エリアや取扱品目を確認しましょう
③見積りを依頼する
自分が依頼したい不用品回収業者を複数社ピックアップし、それぞれの不用品回収業者に見積もりを依頼します。「いくつも業者に見積もりを依頼することは少し面倒」と感じてしまうかもしれませんが、それぞれの不用品回収業者によって料金体系が違うため、見積金額が多少違ってくる可能性があります。
不用品回収業者の利用料金をできるだけ抑えたい場合は、とくに複数社で見積もりを行いましょう。また、見積もりを行ってくれる担当者などの対応の仕方から、自分に合った業者なのかを見極めることができるというメリットがあります。
見積金額だけではなく、受付や見積もりの時の業者の対応も確認しておくことが大切です
④見積金額と相場や作業内容が見合っているかチェック
複数の不用品回収業者から見積書を提示してもらった後は、見積書の金額と地域の料金相場とが見合っているのかを確認しましょう。また、不用品回収業者が提示した見積書に、作業内容などが細かく記載されているかをチェックする必要があります。
信頼できる不用品回収業者の見積書には、作業内容がしっかりと記載されていますので、見積り金額と作業内容が見合っているかを確認することが可能です。また、見積書の内容に納得がいかない場合は、不用品回収業者に質問してみることも大切といえるでしょう。
見積書は、金額だけではなく作業内容のチェックも忘れずに。
カセットボンベを処分する際は悪質な不用品回収業者に注意
不用品回収業者には、無料回収といいながら実際には相場以上の料金を請求したり、見積もりを出さずに法外な金額を要求したりする悪徳業者がいます。そのため、カセットボンベを処分する際に、悪質な不用品回収業者に依頼することがないように注意する必要があります。
まずは、自宅の近くをトラックで巡回し、無料回収や即時回収を強調している業者には注意が必要です。巡回してくる業者の中には、自治体に登録せずに無許可で不用品を回収している場合があることをご存知ですか。
「カセットボンベを処分するだけだから」と軽く考えずに、無許可の業者を利用したことで最終的には依頼者が罪に問われる可能性もあります。カセットボンベだけの処分でも、実績のある信頼できる不用品回収業者に依頼することが大切といえるでしょう。
カセットボンベを手軽にまとめて処分するならECO助っ人
不用品回収業者を選ぶ際に、悩まれる方も多いと思いますので、おすすめの業者「ECO助っ人」を紹介します。
ECO助っ人の魅力
おすすめポイント | 24時間いつでも受付、年中無休 |
---|---|
料金 | 5,000円~ |
対応速度 | 即日対応 |
回収可能な不用品 | 法律や条例に規制があるもの |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120-751-666 |
公式ホームページ | https://eco-suketto.jp/ |
ECO助っ人は、年中無休で24時間対応しております。粗大ゴミや不用品、ゴミ屋敷の片付けなどの回収に加え、オーブントースターなど小さな電化製品や不用品も業界最安値で回収します。
また、カセットボンベやスプレー缶など、自治体にゴミとして出す場合に必要なガス抜きや缶の穴あけなどの面倒な作業は必要ありません。ECO助っ人では、カセットボンベの中身が入っている状態でも、回収することが可能です。
カセットボンベは、自治体によって「資源ゴミ」もしくは「燃えないゴミ」に分別しなければなりませんが、ECO助っ人では、ゴミの分別もすべて当社のスタッフが行いますので、安心してご依頼ください。
ご依頼いただいたお客さまからもご好評いただいており、リピーターのお客さまもいらっしゃいます。業者選びに悩まれましたらぜひお気軽にECO助っ人までご相談ください。
【まとめ】カセットボンベは安全に処分しよう
カセットボンベはカセットコンロを使用するときになくてはならないものですが、使い終わったカセットボンベは正しく処分する必要があります。カセットボンベの中身は、引火性の高い液化ガスということを忘れないようにしましょう。
カセットボンベを誤った方法で処分した場合、火災や爆発の恐れがあります。カセットボンベを処分するときは、安全に配慮して適切に処分することが大切です。
カセットボンベを自分で処分することに不安がある場合や、ガス抜き・分別が面倒なときは、不用品回収業者へ依頼することも選択肢のひとつといえるでしょう。