カーペットの捨て方9選|裁断方法や注意点まで詳しく解説
カーペットは床を傷つけず快適に過ごせるだけでなく、部屋の雰囲気も変えてくれる私たちの生活に欠かせないアイテムのひとつです。使用用途も多岐にわたるため、素材やサイズも豊富に取り揃えてあり、自分の好みに合わせて選べる楽しさもありますよね。
ただ、カーペットは種類が多く捨て方に悩む品のひとつです。本記事ではカーペットの捨て方をまとめて紹介しています。
目次
カーペットの種類を知ろう!
カーペットを捨てるには、自分が使用しているカーペットの種類を確認することが大切です。なぜなら、カーペット素材、サイズによって処分方法が異なるからです。
カーペットを処分する観点でみると、布製カーペット、ウッドカーペット、ホットカーペットの3種類に分類できます。それぞれの特性、材質を紹介します。
- 布製カーペット
- ウッドカーペット
- ホットカーペット
布製カーペット
布製カーペットは天然繊維のものと合成繊維のものがあります。天然繊維は綿のほかウールや麻、シルクがあります。
ウールは汚れが染みにくく一年中使える素材で人気です。麻は涼感があり夏のイメージですが、防カビ性に優れオールシーズン快適に過ごせます。
合成繊維にはアクリル、ナイロン、ポリエステルなどがあります。天然繊維に比べて軽く、洗濯しやすい品が多いです。
吸湿性が少なく、熱に弱い、静電気を帯びやすい欠点はありますが、日々改良が進められています。
ウッドカーペット
ウッドカーペットは敷くだけで簡単にリフォームできる木製カーペットで、フローリングカーペット、フローリングマットとも呼ばれます。素材は天然木やコルク、MDFなどで、カラーバリエーションが豊富で、インテリアに合わせやすいと人気です。
ウッドカーペットは接着不要で床を傷つけず、セルフカットも簡単なので思い通りの部屋にリフォームできます。床や畳が密封されてしまうので、ほかのカーペットに比べてカビが発生するリスクは高い点に注意です。
ホットカーペット
冬の寒い時期はホットカーペットを活用している人も多いのではないでしょうか。ホットカーペットは電熱線が織り込まれているカーペットで、電熱線を発熱させて温める暖房器具です。
火を使わないので小さなお子さんがいる家庭でも安心して利用でき、エアコンやファンヒーターより電気代も安くすみます。素材はポリエステルやビニールの品が多いです。
ポリエステルは単体で使用するとやけどの恐れがあるので、ラグなどを敷いて利用します。ビニールは汚れに強く、単体で使用できますが、価格がやや高めです。
カーペットの捨て方9選
- 自治体の可燃ごみとして処分する
- 自治体の不燃ごみとして処分する
- 自治体の粗大ごみとして処分する
- フリマアプリに出品する
- オークションに出品する
- リサイクルショップに持ち込み売却する
- 支援団体に寄付する
- 友人や知人に譲る
- 不用品回収業者を利用する
自治体の可燃ごみとして処分する
カーペットを自治体の可燃ごみとして処分したいときには、カーペットのサイズを確認しましょう。カーペットは基本的にサイズが大きいので、粗大ごみとして扱う自治体が多いです。
たとえば、横浜市ではカーペット、ホットカーペットは粗大ごみでだすことになっています。ただし、横浜市では50cmを超えるものは粗大ごみとしているので、カーペットを畳んで50cm未満になれば燃やすごみで処分が可能です。
横浜市では、金属部品の分別がありますので、ホットカーペットを可燃ごみとしてだす際には、金属部品を分ける必要があります。
自治体の不燃ごみとして処分する
アクリル、ナイロン、ポリエルテルなど合成繊維はプラスチック繊維となるので、可燃ごみではなく、不燃ごみの扱いとなる自治体があります。たとえば、西東京市ではプラスチック製品やゴム・皮製品は不燃ごみとして燃やさないで処理するごみに分類しています。
可燃ごみ不燃ごみに出すと無料で処分できるので、粗大ごみではなくカーペットを細かく切ってごみとして出す方法もよいでしょう。しかし、分類方法を誤ると処分ができず、環境問題にもつながってしまうので注意です。
カーペットを捨てる際には、お住まいの自治体のごみ分類を確認してルールを守って処分しましょう。
自治体の粗大ごみとして処分する
カーペットは基本的に粗大ごみとして扱われます。粗大ごみは1辺30㎝以上の品を粗大ごみとするなど自治体ごとの基準があるので確認しておきましょう。
粗大ごみの収集方法は有料戸別収集とごみ処理施設へ自分で持ち込む方法があります。たとえば、世田谷区では事前申込み制で粗大ごみの収集を受付しています。
世田谷区で収集を希望するもしくは持ち込みする場合は、電話かインターネットで申込み後、指定された収集日までに手数料として「粗大ごみ処理券」を購入しましょう。手数料料金や収集方法は自治体により異なります。
申込み時にお知らせがあるのでメモを残しておくと安心ですよ。
フリマアプリに出品する
まだ使えるカーペットは、フリマアプリに出品すると自分で値段をつけて売却できます。人気のフリマアプリメルカリやラクマでは、6畳サイズのカーペットが7,800~16,000円前後で出品されています。
素材によって値段に幅があるので、素材に次第では高値での売却も可能です。足元を暖めるホットカーペットは3,400~6,500円で出品されています。
フリマアプリでは配送料や手数料を考慮した値段設定が大切です。
オークションに出品する
フリマアプリと同様にネットで出品してカーペットを処分できる方法がオークションです。ヤフオクでは新品から中古品まで幅広いカーペットが出品されています。
オークションサイトはフリマアプリと似ていますが、オークションなのでスタート価格より落札価格が上がる可能性もある点が魅力です。カーペットの取引は2,000円前後から数万円でされています。
オークションサイトは最低出品1円から始められるので、カーペット相場がわからないときに利用すると、思うより高く落札されるかもしれませんね。
リサイクルショップに持ち込み売却する
リサイクルショップに持ち込みカーペットを売却する方法もあります。おいくらではラグが1,000~3,500円で買取されています。
ただし、リサイクルショップで買取してくれるカーペットは、傷やシミがなく、新品に近いきれいな状態の品や、人気がある品に限られると考えておきましょう。ペルシャ絨毯のような高級品であれば、多少の傷があっても数十万円の値はつくでしょうが、一般的には傷があったら引き取ってもらえない可能性が高いです。
支援団体に寄付する
処分するつもりでいたカーペットを支援団体に寄付したい方もいるでしょう。ところが、さまざまな品の寄付を募っている支援団体でも、一般的に使用済みカーペットは寄付の対象外となることが多いです。
寄付できる団体がみつからないときは、人道支援に限らず探してみると、寄付を受付けている団体があります。たとえば、捨てられたペットの保護をしている団体「ペットの里」では犬猫のため3畳ほどのホットカーペットの寄付を募っていますよ。
友人や知人に譲る
フリマアプリやオークションで売れなくてもよいけど、まだ使えるカーペットを捨てるのは惜しいという人は、友人や知人に声をかけてみてはいかがでしょうか。たとえばウッドカーペットであれば、セルフカットが簡単で、部屋のサイズなどを気にせず使用できて喜ばれるでしょう。
また、1畳サイズほどの品であれば、部屋に限らず台所やソファ部分のみなど、さまざまな目的で利用できます。カーペットを譲るときは傷を修復する、汚れを落とすなどできるだけきれいな状態にして渡しましょう。
不用品回収業者を利用する
カーペットを処分したいけれど、忙しいので粗大ごみにだしたり、フリマアプリで売却する時間がないという人は、不用品回収業者に連絡するとすぐに回収にきて引き取ってくれます。不用品回収業者は家庭でいらなくなったどのような品でも回収にきてくれる業者です。
急な引越しで不用品を処分したいときには、カーペット以外の品もまとめて回収処分します。ごみの分別や搬出作業もお任せできるので、カーペットをすぐに処分したい人や大量の不用品を処分したい人におすすめです。
カーペットを処分するときに注意すべきポイント
前章までカーペットの処分方法をお伝えしてきました。カーペットは素材も種類も豊富なので処分に悩む品ですが、紹介した方法からご自身の都合にあった方法を試していただければ幸いです。
本章ではカーペット処分の際に注意すべき点をお伝えします。
サイズや素材を捨てる前に確認する
カーペットを処分する際には、お使いになっていたカーペットの素材・サイズを確認しましょう。素材では天然繊維、合成繊維でも処分方法が異なりますし、ホットカーペットのように、繊維以外に電熱線を使用している品があります。
また、サイズが大きいと自治体での処分方法が変わったり、フリマアプリなどで売却する際の配送料が変わってきます。カーペットを処分する際には品物のサイズ・素材を確認してから捨てる準備をはじめると、選択肢がはっきりしてストレスなく処分ができますよ。
自治体で処分する場合はルールを守って処分する
自治体ではごみ削減、環境保全のためごみ処理に独自のルールを決めています。ごみ処理のルールは自治体によって異なるので、引っ越して間もないなどの際には特に確認が必要です。
たとえば、名古屋市のようにカーペットサイズで料金を決めている地域では、6畳より大きいか小さいかで粗大ごみ料金が変わります。素材を基準としている地域では、前述の西東京市のように、プラスチック製品は不燃ごみと明確にしてごみ処理しています。
カーペットは素材サイズが豊富なので、丁寧に分別してごみにだしましょう。
カーペットの裁断方法【カットして処分しよう】
カーペットを可燃ごみで出すためには、カーペットを細かく切ってまとめておくと、ごみ袋に入れやすく処分が簡単になります。本章では、カーペットの素材にあった裁断方法を紹介します。
布製カーペットの裁断方法
布製カーペットは基本的にカッターやはさみで裁断可能です。カッターを使用する際には、カーペットがズレないようしっかり押さえて作業しましょう。
織り込まれたカーペットは縁から糸がほどけてしまうため切りにくいです。ホームセンターで裁断用の大きなはさみを購入して作業するとスムーズにカットできます。
表面と裏面で素材が違うカーペットは、自治体のごみ分類に合わせて解体し、それぞれ縛ってごみ袋に入れましょう。裁断してゴミの日にだすと、手間はかかりますが、処分費用が抑えられますね。
ウッドカーペットの裁断方法
ウッドカーペットも丈夫なはさみで裁断できますが、厚さ5㎜ほどの天然木、MDFなどはのこぎりを使用します。材質によっては重く一人で運ぶのは危険なこともありますので、数人で作業できるとより安全です。
作業中は、木くずや破片などがでます。けがのないように軍手を着用して作業しましょう。
裁断する目安は自治体指定のごみ袋に入る大きさです。カットできたら、数枚ずつまとめて紐で縛ってからごみ袋に入れると袋が破けにくくなり安全です。
ホットカーペットの裁断方法
ホットカーペットの裁断はほかの素材に比べ分厚く切りにくいので特に注意して作業しましょう。カーペットの中に織り込まれた電熱線は通常のはさみでは切れません。
ホットカーペットはいきなりカーペットを切らずに分解していきます。手順はまず、温度調節部を切り取り、次に縫い合わせ部分を切ると、2枚の電熱線がでてきますので、電熱線をカーペットから剥がしていきます。
カーペット部分、温度調節部、電熱線が分けられたので、それぞれごみ分別ルールに合わせてごみ袋に入れましょう。
カーペットの処分にかかる費用相場はいくらぐらい?
前章ではカーペットの処分方法を紹介してきましたが、本章ではカーペット処分にかかる費用を表にまとめました。フリマアプリでの出品やリサイクルショップで売却する方法はお金になる一方で、手間や処分の時間がかかります。
自治体粗大ごみ、不用品回収業者など処分費用がかかる方法は、時間をかけずすぐに処分できる傾向があります。ご自身の都合に合わせた処分方法を選ぶようにしてください。
自治体の可燃ごみ・不燃ごみとして処分する | 無料 |
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自治体の粗大ごみとして処分する | 200~1,000円(税込) |
フリマアプリに出品する | 3,400~16,000円程度で売却可能 手数料・送料別途 |
オークションに出品する | 2,000~30,000円程度で売却可能 手数料・送料別途 |
リサイクルショップに持ち込み売却する | 1,000~3,500円程度で売却可能 新品、傷やシミのない品に限る |
支援団体に寄付する | 無料/送料自己負担 |
友人や知人に譲る | 無料 |
不用品回収業者を利用する | 2,000円(税込)~/サイズにより変動あり |
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【まとめ】カーペットは正しく処分しよう
本記事では、カーペットの捨て方について紹介してきました。カーペットは素材や種類が多いの処分の仕方がわかりにくいかもしれません。
使用できなくなったカーペットは、お住まいの自治体ルールを守って処分しましょう。カーペット処分の手間や時間がないときには、ECO助っ人が即日回収に伺いますのでいつでもご相談ください。